生命保険のための医学知識

生命保険、医療保険の引受や支払に関係する医学知識を都度書いてます。

2009-06-01から1ヶ月間の記事一覧

ベーカー嚢腫(ベーカーノウシュ)

膝の裏側にある内側腓腹筋滑液包と半腱様半膜様筋滑液包という滑液包の炎症により生ずる腫瘤です。滑液包は、関節が動くことにより生じる腱や靱帯の摩擦や機械的刺激を少なくするための潤滑油(滑液)がはいった袋で、様々な関節の近くに存在します。痛みは…

アナフィラクトイド紫斑病(アナフィラクトイドシハンビョウ)

アナフィラクトイド紫斑病は、アレルギー性紫斑病、シェーンライン・ヘノッホ紫斑病、血管性紫斑病などと呼ばれており、アレルギー反応の結果おこった血管炎と考えられています。紫斑が四肢、特に関節付近に両側対称に出現し、その他に腹痛・関節痛・腎炎を…

アナフィラクトイド紫斑病(アナフィラクトイドシハンビョウ)

アナフィラクトイド紫斑病はアレルギー性紫斑病、シェーンライン・ヘノッホ紫斑病、血管性紫斑病などと呼ばれており、アレルギー反応の結果おこった血管炎と考えられています。紫斑が四肢、特に関節付近に両側対称に出現し、その他に腹痛・関節痛・腎炎をお…

アミロイドーシス(アミロイドーシス)

アミロイドと呼ばれる線維状の異常蛋白が沈着して臓器の機能障害をおこす病気の総称です。アミロイドが全身の多臓器に沈着する全身性アミロイドーシスと、ある臓器に限局して沈着する限局性アミロイドーシスに分けられます。全身性の場合は、心臓の障害(心…

筋萎縮性側索硬化症(ALS)(イシュクセイソクサクコウカショウ)

手足・のど・舌の筋肉や呼吸に必要な筋肉がやせ衰えていく疾患です。筋肉そのものには異常がなく、筋肉の運動をつかさどる神経(運動ニューロン)だけが障害をうけ、脳からの命令が伝わらずに力が弱くなり筋肉がやせていきます。その一方で、体の感覚や知能…

骨折(コッセツ)

骨折とは骨が折れたりひびが入ることで、通常は周辺組織の損傷を伴い、外傷骨折・疲労骨折・病的骨折に分けられます。脊椎の骨折では骨片での脊髄の損傷によりその支配領域が麻痺したり、頸椎の場合では死亡する事もあり、肋骨骨折の場合は、肺損傷や心臓損…

アルツハイマー病(アルツハイマービョウ)

脳を構成している神経細胞が通常の老化よりも急速に、いわば病的に減ってしまうこと(変性)によって、正常な働きを徐々に失っていき、認知症(痴呆)になっていく病気です。認知症とは、脳や身体の疾患を原因として、記憶・判断力などの障害がおこり、普通…

血小板増多症(ケッショウバンゾウタショウ)

慢性骨髄性白血病などと同じく、造血幹細胞が腫瘍化して発生する血液腫瘍疾患です。とくに、血小板のもとになる巨核球の腫瘍性増殖が特徴的で、結果として末梢血における血小板数が著しく増加(40万個/μL以上)します。末梢血中の血小板が増加により痛み・…

胃炎(イエン)

何らかの原因によって胃の粘膜に炎症が起こり、粘膜の浮腫、発赤、びらんの形成が短時間に引き起こされた状態をいいます。食べ物や飲み物(コーヒー、緑茶)、腐ったものを摂取、薬品(鎮痛剤、ステロイド剤、抗生物質、経口糖尿病薬)、ストレスなど外から…