生命保険のための医学知識

生命保険、医療保険の引受や支払に関係する医学知識を都度書いてます。

2010-04-01から1ヶ月間の記事一覧

膣癌(チツガン)

女性性器がんの約1%を占めるまれな疾患です。扁平上皮がんと腺がんという2種類の組織型があり、大部分は扁平上皮がんです。その他の分類として膣から発生した原発性がんと、他の臓器(子宮・外陰・膀胱・直腸など)から転移してきた転移性がんがあります…

中枢性顔面神経麻痺(チュウスウセイガンメンシンケイマヒ)

脳梗塞・脳卒中・脳内出血・脳腫瘍・脳炎など、脳幹より上位の血管障害により起こります。末梢性との鑑別方法は、麻痺している側の額のしわをつくることができる、麻痺側の閉眼ができる、麻痺の程度が軽度、手や足の痺れと麻痺などが同時に出現する、などが…

中枢性顔面神経麻痺(チュウスウセイガンメンシンケイマヒ)

脳梗塞・脳卒中・脳内出血・脳腫瘍・脳炎など、脳幹より上位の血管障害により起こります。末梢性との鑑別方法は、麻痺している側の額のしわをつくることができる、麻痺側の閉眼ができる、麻痺の程度が軽度、手や足の痺れと麻痺などが同時に出現する、などが…

肘部管症候群(チュウブカンショウコウグン)

手指の筋肉を支配している尺骨神経が、肘の内側の肘部管で圧迫や引き延ばしを受けて発生する神経麻痺です。肘内側の上腕骨内上顆の後ろに、骨と靭帯で形成された肘部管があり、ここを尺骨神経が通っています。圧迫原因は、肘部管を構成する骨が隆起した骨棘…

肘部管症候群(チュウブカンショウコウグン)

手指の筋肉を支配している尺骨神経が、肘の内側の肘部管で圧迫や引き延ばしを受けて発生する神経麻痺です。肘内側の上腕骨内上顆の後ろに、骨と靭帯で形成された肘部管があり、ここを尺骨神経が通っています。圧迫原因は、肘部管を構成する骨が隆起した骨棘…

急性腸炎(キュウセイチョウエン)

急性腸炎とは、腸の急な炎症による腹痛・下痢・嘔吐などが現れる症状名で、様々な病気が含まれます。小腸と大腸同時に発生する事が多く、細菌・ウイルス・原虫・寄生虫・菌交代現象などの感染症が原因となる感染性腸炎と、虚血性腸炎・卵やそば等のアレルギ…

急性腸炎(キュウセイチョウエン)

腸の急な炎症による腹痛・下痢・嘔吐などが現れる症状名で、様々な病気が含まれます。小腸と大腸同時に発生する事が多く、細菌・ウイルス・原虫・寄生虫・菌交代現象などの感染症が原因となる感染性腸炎と、虚血性腸炎・卵やそば等のアレルギー・アルコール…

直腸癌(チョクチョウガン)

肛門までの10センチ前後の粘膜にできた悪性の腫瘍で、腺腫性のポリープから発生するものが大部分です。主症状は血便ですが、滞便・便秘・下痢などもみられます。食物繊維の摂取不足と動物性脂肪の摂取増加が要因としてあげられます。その他に、排便時の硬…

直腸ポリープ(チョクチョウポリープ)

直腸粘膜上皮に生じた限局性の隆起病変です。きのこ状の茎のある有茎性のものと無茎性のものとがあり、病理組織的分類では腫瘍性と非腫瘍性に分類されます。大腸がん・直腸がんの発生と同じく、動物性脂肪や蛋白質の消費と関係があるといわれていますが、原…

チョコレートのう腫(チョコレートノウシュ)

卵巣にできた子宮内膜症が毎月の生理のたびに出血し、卵巣内に血が貯まった状態をいいます。症状は年々ひどくなる月経痛、月経時以外にもおこる下腹部痛・腰痛、直腸と癒着した場合は排便痛、不妊症などがあります。

爪白癬(ツメハクセン)

足白癬が長期間再発を繰返した結果、白癬菌が爪の中に入り込んで引き起こされます。爪の色が白く濁ったり黄褐色に変色し、症状が進行すると爪の先端部(爪甲下角質)が分厚くなるなど変形がみられますが、痒みなどの自覚症状はありません。

爪白癬(ツメハクセン)

足白癬が長期間再発を繰返した結果、白癬菌が爪の中に入り込んで引き起こされます。爪の色が白く濁ったり黄褐色に変色し、症状が進行すると爪の先端部(爪甲下角質)が分厚くなるなど変形がみられますが、痒みなどの自覚症状はありません。

動静脈瘻(ドウジョウミャクロウ)

動脈と静脈との間にできた異常な連絡通路のことです。正常であれば、血液は動脈から毛細血管を通って静脈に流れますが、動静脈瘻があると血液は直接動脈から静脈へ流れ、毛細血管を迂回してしまいます。動静脈瘻には、出生時に形成されている先天性動静脈瘻…

動静脈瘻(ドウジョウミャクロウ)

動脈と静脈との間にできた異常な連絡通路のことです。正常であれば、血液は動脈から毛細血管を通って静脈に流れますが、動静脈瘻があると血液は直接動脈から静脈へ流れ、毛細血管を迂回してしまいます。動静脈瘻には、出生時に形成されている先天性動静脈瘻…

外傷性脳内出血(ガイショウセイノウナイシュッケツ)

脳組織の挫滅からの出血が脳の内部にたまって脳内血腫になったもので、出血が脳の表面にもたまれば急性硬膜下血腫になります。血腫による圧迫と脳挫傷のため頭蓋内圧亢進がおこり、激しい頭痛・嘔吐・意識障害などが認められます。また局所症状として、片麻…

外傷性脳内出血(ガイショウセイノウナイシュッケツ)

脳組織の挫滅からの出血が脳の内部にたまって脳内血腫になったもので、出血が脳の表面にもたまれば急性硬膜下血腫になります。血腫による圧迫と脳挫傷のため頭蓋内圧亢進がおこり、激しい頭痛・嘔吐・意識障害などが認められます。また局所症状として、片麻…

火傷(ヤケド)

熱傷の通称であり、お湯や油などの熱・化学薬品・放射線などが原因で生じる、主に皮膚など体表組織の局所的損傷です。また、長時間の低温熱源の直接接触により受傷する火傷なども含まれます。

火傷(ヤケド)

熱傷の通称であり、お湯や油などの熱・化学薬品・放射線などが原因で生じる、主に皮膚など体表組織の局所的損傷です。また、長時間の低温熱源の直接接触により受傷する火傷なども含まれます。

パーキンソン病(パーキンソンビョウ)

ふるえ・動作緩慢・小刻み歩行などを主な症状とする病気で、脳内の中脳で黒質というドーパミンをつくる神経細胞の数が減ることが原因で発症します。四大症状は安静時のふるえ・筋強剛(筋固縮)・動作緩慢・姿勢反射障害で、このほか同時に二つの動作をする…

パーキンソン病(パーキンソンビョウ)

ふるえ・動作緩慢・小刻み歩行などを主な症状とする病気で、脳内の中脳で黒質というドーパミンをつくる神経細胞の数が減ることが原因で発症します。四大症状は安静時のふるえ・筋強剛(筋固縮)・動作緩慢・姿勢反射障害で、このほか同時に二つの動作をする…

肺化膿症(ハイカノウショウ)

肺胞に細菌が増殖し、それに対して白血球を主とする炎症細胞や感染防御物質が集まり、炎症を起こした状態の感染症ですが、それに組織の壊死を伴うのが特徴的な病態です。その結果、肺内に空洞が広がり、液状の壊死物質が空洞内にたまります。口腔内に存在す…

肺化膿症(ハイカノウショウ)

肺胞に細菌が増殖し、それに対して白血球を主とする炎症細胞や感染防御物質が集まり、炎症を起こした状態の感染症ですが、それに組織の壊死を伴うのが特徴的な病態です。その結果、肺内に空洞が広がり、液状の壊死物質が空洞内にたまります。口腔内に存在す…

肺癌(ハイガン)

肺に発生する上皮細胞由来の悪性腫瘍で、90%以上が気管・気管支、細気管支あるいは末梢肺由来の気管支原性癌です。リスク要因として、喫煙習慣・アスベスト・シリカ・砒素・クロム・コールタール・放射線・ディーゼル排ガスなどが挙げられます。咳・胸痛…

肺梗塞(ハイコウソク)

塞栓子が静脈血流にのって肺動脈あるいはその分枝を閉塞し肺循環障害を来した状態を肺塞栓症といい、その結果、肺組織に出血性壊死をおこした状態を言います。通常、肺組織は肺動脈と気管支動脈との二重の血液供給を受けているため、肺塞栓症の約10%以下…

肺梗塞(ハイコウソク)

塞栓子が静脈血流にのって肺動脈あるいはその分枝を閉塞し肺循環障害を来した状態を肺塞栓症といい、その結果、肺組織に出血性壊死をおこした状態を言います。通常、肺組織は肺動脈と気管支動脈との二重の血液供給を受けているため、肺塞栓症の約10%以下…

肺嚢胞(ハイノウホウ)

発生原因が明らかな肺内の炎症・膿瘍・腫瘍などによる空洞を除く肺内の異常空間をいい、先天的原因により生じます。自覚症状は殆どなく、嚢胞は長期間に徐々に拡大していきます。しかし、拡大により周囲組織への圧迫が起こると呼吸困難をおこし、嚢胞が破裂…

肺膿瘍(ハイノウヨウ)

肺胞性肺炎である細菌性肺炎が重症で広範囲にわたると、肺の組織が壊死し、膿がたまる疾患です。特に他の病気がない場合を原発性肺膿瘍といい、肺炎に引き続き発症します。その他、肺がんの中心部が壊死に陥り、これに感染が加わって生じたものや、周囲の臓…

肺膿瘍(ハイノウヨウ)

肺胞性肺炎である細菌性肺炎が重症で広範囲にわたると、肺の組織が壊死し、膿がたまる疾患です。特に他の病気がない場合を原発性肺膿瘍といい、肺炎に引き続き発症します。その他、肺がんの中心部が壊死に陥り、これに感染が加わって生じたものや、周囲の臓…

膀胱癌(ボウコウガン)

膀胱の移行上皮ががん化することによって引きおこされます。確立されたリスク要因は喫煙、職業性曝露によるナフチルアミン・ベンジジン・アミノビフェニルなどがあげられます。初発症状として肉眼的血尿・排尿痛などがおこり、進行するとがんが広がり尿管口…

副睾丸炎(フクコウガンエン)

精巣上体内の細菌感染症で、クラミジアや淋菌に起因することが多くなっています。症状は、発熱・局所の肥大・痛み・圧痛などがあり、膿尿・細菌尿を伴い症状が全般的強くなります。睾丸自体にも炎症が波及し、かつ両側性であれば男性不妊につながることもあ…