2013-11-01から1ヶ月間の記事一覧
副腎髄質からカテコ-ルアミンと呼ばれる血圧を上昇させるホルモンを多量に分泌する腫瘍を褐色細胞腫といい、その中でも副腎髄質以外の傍神経節から発生する腫瘍をパラガングリオ-マと呼びます。カテコールアミンの上昇に伴い、続発性もしくは発作性高血圧…
トルーソー(Trousseau)症候群とは、潜在性の悪性腫瘍の遠隔効果により神経症状を生じる傍腫瘍性神経症候群の一つで、悪性腫瘍に伴う血液凝固亢進により脳卒中症状を生じる病態です。そのため疾患の治療と抗凝固療法が必要となります。 原因となる悪性腫瘍は…
僧帽弁狭窄症は心疾患の一種で、左房と左心室の間にある僧帽弁口の狭窄により左心房から左心室へ血液が流れにくくなる疾患です。ほとんどが小児時期や若年期のリウマチ熱の後遺症として起こります。慢性・発作性心房細動、脳塞栓症、感染性心内膜炎など様々…
大動脈弁狭窄症とは、左心室の出口にあり、半月形の弁尖が3枚あわさった形をした大動脈弁が、開放が制限されて狭くなった状態をいいます。先天性2尖弁、加齢性大動脈弁狭窄症、リウマチ性大動脈弁狭窄症があります。心雑音や左室肥大など心電図異常により発…