生命保険のための医学知識

生命保険、医療保険の引受や支払に関係する医学知識を都度書いてます。

2009-08-01から1ヶ月間の記事一覧

斜視(シャシ)

両眼の視線が正しく見る目標に向かわないものをいい、外見上は片方の目が正しい方向を向いているのに、他の目が内側や外側、上下に向いている異常です。眼筋の神経支配の異常、眼筋そのものの異常、眼筋附着郡の異常などにより斜視が起こります。また、強度…

腎盂腎炎(ジンウジンエン)

尿路感染症の一つで、尿道口から尿道→膀胱→尿管→腎盂と尿の流れと逆(上行性)に感染が進み、腎盂に感染が及んだ場合に腎盂腎炎という病名になります。腎臓に細菌感染がすすむと高熱を発しますが、排尿により膿が排出されれば熱は急激に下がりますが、またす…

腎盂腎炎(ジンウジンエン)

尿路感染症の一つで、尿道口から尿道→膀胱→尿管→腎盂と尿の流れと逆(上行性)に感染が進み、腎盂に感染が及んだ場合に腎盂腎炎という病名になります。腎臓に細菌感染がすすむと高熱を発しますが、排尿により膿が排出されれば熱は急激に下がりますが、またす…

溶血性貧血(ヨウケツセイヒンケツ)

赤血球が何らかの原因により破壊されたために起きる貧血の総称であり、先天性(遺伝性)のものと後天性のものがあります。先天的なものは赤血球膜・赤血球酵素・ヘモグロビンの異常、赤血球自身の異常により赤血球が破壊されやすくなります。後天的なものは…

巨赤芽球性貧血(Megaroblastic Anemia; MA)(キョセキガキュウヒンケツ)

骨髄内の血液細胞が増殖し、赤血球が産生される過程に必要なビタミンB12や葉酸が欠乏するために起きます。動悸・息切れ・食欲不振・悪心・便秘などが起こり、疼痛を伴うハンター舌炎も特徴としてあります。ビタミンB12欠乏によるものは神経症状があり、手足…

再生不良性貧血(サイセイフリョウセイヒンケツ)

骨髄において血球産生能が低下する為、赤血球・白血球・血小板系統のすべてが低下する汎血球減少症を指します。原因が不明な原発性再生不良性貧血と、放射線・抗ガン剤、鎮痛薬、抗生物質などによる2次性再生不良性貧血あります。多指症などの骨格異常や染色…

鉄欠乏性貧血(テツケツボウセイヒンケツ)

血液中のヘモグロビン濃度が低下した状態を貧血のことをいい、貧血の中でも最も頻度の高い疾患であり、全身倦怠感、いらいら感、めまい、耳鳴り、動悸、息切れ、頻脈などが起きます。重篤な症例の場合、痛みを伴う口角炎、舌炎、また食道粘膜の萎縮のため嚥…

萎縮性腟炎(イシュクセイヒンケツ)

更年期を過ぎるころになると、女性ホルモン(エストロゲン)の減少のため、腟の粘膜がやや薄くなり萎縮してくるため、充血を起こして出血したり、傷がつきやすくなった状態をいいます。症状としては、黄色っぽいおりものがつづき、時には少量の出血を伴いま…

ドライアイ(ドライアイ)

涙液の量的不足または質的異常が原因で、様々な自覚症状とともに種々の角結膜上皮障害をきたす状態を総称したものです。眼乾燥症状が主体ですが、眼が疲れる・かゆい・眼脂が出やすい・充血しやすいなど、眼精疲労やアレルギー性結膜炎あるいは慢性結膜炎に…

シェーグレン症候群(シェーグレンショウコウグン)

主として中年女性に好発する涙腺と唾液腺を標的とする臓器特異的自己免疫疾患ですが、全身性の臓器病変を伴う全身性の自己免疫疾患でもあり、膠原病に合併する二次性シェーグレン症候群と、これらの合併のない原発性シェーグレン症候群に分類されます。根本…

蕁麻疹(ジンマシン)

皮膚の中の小さな血管が一時的に膨らみ、血液の中の血漿が周囲に滲み出た状態をいいます。蕁麻疹は食べ物・食品添加物・花粉・ハウスダストなどのアレルギー物質が原因である内因性と、寒さ・ストレス・細菌・ペットなどのアレルギー以外のものが原因である…

子宮外妊娠(シキュウガイニンシン)

受精卵が正常な着床部位以外に着床発育した状態で、時には激烈な下腹痛および出血性ショック症状を呈する疾患です。受精卵の着床部位により、卵管妊娠・卵巣妊娠・腹腔妊娠・頸管妊娠などに分類されており、もっとも頻度が高いのが卵管妊娠です。下腹部痛・…

WPW症候群(Wolf-Parkinson-White syndrome)(ダブルピーダブルショウコウグン)

不整脈(頻脈)を生じる心臓病の一つで、Kent束と呼ばれる副伝導路が存在することによって、リエントリー回路を形成することで生じてきます。通常は洞結節から発した電気信号が心房を経由して心室へと伝達されますが、信号が通常のルートのほかKent束を経由…

胆石症(タンセキショウ)

胆道にできる結石を総称して胆石といい、肝内結石・胆管結石・胆嚢結石があります。コレステロール系結石は、胆汁中のコレステロールが結晶になったもので、肥満や過食、ホルモンや薬の作用、ストレスなどが影響しており、色素結石は胆汁の成分であるビリル…

胆嚢炎(タンノウエン)

胆嚢の出口である胆嚢管が胆石などによって閉塞して胆嚢内の圧力が上昇し、胆嚢壁内の血流が悪くなったり、リンパ管の流れが障害されて壁がむくみ、胆膿内に存在する細菌が増殖して炎症が起こる疾患です。胆嚢の炎症が慢性的に持続している場合や、急性胆嚢…

虫垂炎(チュウスイエン)

小腸から大腸に移った直後の大腸を盲腸といい、その末端からの突起物を虫垂といいます。その虫垂内部が腸の内容物やリンパ濾胞の増殖などにより詰まってしまい、2次的に細菌感染を併発した状態をいいます。虫垂が破裂すると細菌を含んだ腸の内容物が腹腔内…

脊柱側湾症(セキチュウソクワンショウ)

正常な脊柱は生理的湾曲をしています。この湾曲の異常、脊柱の側方への湾曲を脊柱変形といいます。姿勢が悪いために起こる機能性側湾症と原因が不明な突発性側湾症があります。脊柱変形は、脊柱がねじれながら横に湾曲していく側湾症、後方に凸に曲がってく…

胞状奇胎(ホウジョウキタイ)

異常妊娠のひとつで受精卵が着床後、絨毛上皮のみが子宮内で異常増殖を続け子宮内腔を占領し、ぶどうの房状の外観を呈するものをいいます。胞状奇胎が起こる原因は、一つの卵子に二つの精子が侵入すること、受精時に卵由来の核が不活化し、精子由来の核のみ…

高脂血症(コウシケッショウ)

血中のコレステロールやトリグリセリドが増加する状態を高脂血症といいます。原因としては、高カロリー高脂肪の食事と運動不足などの生活習慣、遺伝性の高脂血症(家族性高コレステロール血症、家族性複合型高脂血症、家族性型高脂血症)などがあり、特に家…

ブドウ球菌感染症(ブドウキュウキンカンセンショウ)

ブドウ球菌はグラム陽性球菌で、毒力の強い黄色ブドウ球菌と毒力の弱いコアグラーゼ陰性ブドウ球菌があります。黄色ブドウ球菌は、ヒトの体表では鼻前庭、会陰部、鼠径部、腋の下、臍部に常在し、その侵入により化膿性皮膚疾患(膿痂疹、蜂窩炎等)、中耳炎…

高尿酸血症(コウニョウサンケッショウ)

遺伝をつかさどる核酸の素材となるプリン体は、過剰になると肝臓で尿酸に変えられて、腎臓から体外へ排泄されます。尿酸が作成から排泄までの過程で異常が起こり、体内に尿酸が蓄積すると高尿酸血症になります。原因としては、遺伝的要素、環境因子としてプ…

卵巣嚢腫(ランソウノウシュ)

液体が卵巣内にたまった貯留嚢胞と呼ばれるものと、腫瘍に分けらるます。貯留嚢胞は数カ月以内に自然に消えることが多いようです。一方、腫瘍は嚢胞性腫瘍と充実性腫瘍に分けられ、卵巣にできた良性の嚢胞性腫瘍を卵巣嚢腫と呼び、機能性嚢腫・単純性嚢腫・…

卵巣嚢腫(ランソウノウシュ)

液体が卵巣内にたまった貯留嚢胞と呼ばれるものと、腫瘍に分けらるます。貯留嚢胞は数カ月以内に自然に消えることが多いようです。一方、腫瘍は嚢胞性腫瘍と充実性腫瘍に分けられ、卵巣にできた良性の嚢胞性腫瘍を卵巣嚢腫と呼び、機能性嚢腫・単純性嚢腫・…

切迫早産(セッパクソウザン)

切迫早産とは「妊娠22週以降37週未満に下腹痛(10分に1回以上の陣痛)、性器出血、破水などの症状に加えて、外測陣痛計で規則的な子宮収縮があり、内診では、子宮口開大・子宮頸管の展退などが認められ、早産の危険性が高いと考えられる状態」と定義されてい…

血小板減少性紫斑病(ケッショウバンゲンショウセイシハンビョウ)

明らかな基礎疾患・原因薬剤の関与なく血小板減少が発症し、種々の出血症状をひき起こす病気のことをいいます。血小板に対する「自己抗体」ができ、脾臓で血小板が破壊されるために、数が減ってしまうと推定されています。

血小板減少性紫斑病(ケッショウバンゲンショウセイシハンビョウ)

明らかな基礎疾患・原因薬剤の関与なく血小板減少が発症し、種々の出血症状をひき起こす病気のことをいいます。血小板に対する「自己抗体」ができ、脾臓で血小板が破壊されるために、数が減ってしまうと推定されています。

椎骨脳底動脈循環不全(ツイコツノウテイドウミャクジュンカンフゼン)

一過性脳虚血発作(TIA)の一種であり、この発作の発現には椎骨動脈系血流量の一過性減少が原因と想定される病態を総称しています。めまい、肢のしびれ、四肢末端の知覚障害も伴うことがあります。聴覚症状の合併は少ないです。動脈硬化を起こす50歳以上の高…

椎骨脳底動脈循環不全(ツイコツノウテイドウミャクジュンカンフゼン)

過性脳虚血発作(TIA)の一種であり、この発作の発現には椎骨動脈系血流量の一過性減少が原因と想定される病態を総称しています。めまい、聴覚症状、肢のしびれ、四肢末端の知覚障害も伴うことがあり、50歳以上の高齢者において高血圧、高脂血症などに合併す…

全身性エリテマトーデス(ゼンシンセイエリテマトーデス)

全身性エリテマトーデス(systemic lupus eryhtematosus;SLE)とは、発熱、全身倦怠感などの炎症を思わせる症状と、関節、皮膚、内臓などのさまざまな症状が一度に、あるいは次々に起こってくる自己免疫疾患のひとつで、膠原病の代表的疾患です。顔面紅班・…

全身性エリテマトーデス(systemic lupus eryhtematosus:SLE)(ゼンシンセイエリテマトーデス)

発熱、全身倦怠感などの炎症を思わせる症状と、関節、皮膚、内臓などのさまざまな症状が一度に、あるいは次々に起こってくる自己免疫疾患のひとつで、膠原病の代表的疾患です。顔面紅班・円板状紅班・日光過敏症・口腔内潰瘍・発熱・全身倦怠感・関節炎・心…