生命保険のための医学知識

生命保険、医療保険の引受や支払に関係する医学知識を都度書いてます。

2011-04-01から1ヶ月間の記事一覧

硝子体吸引術(K278)

眼球の硝子体が出血・混濁または増殖性組織により網膜まで光が届きにくくなった時に硝子体を透明にすることを目的に行われる手術です。硝子体吸引器具を眼球に差込み、濁りや出血を吸収した後に特殊な液体やガスを注入します。この手術の適応疾患は、増殖性…

硝子体吸引術(K278)

眼球の硝子体が出血・混濁または増殖性組織により網膜まで光が届きにくくなった時に硝子体を透明にすることを目的に行われる手術です。硝子体吸引器具を眼球に差込み、濁りや出血を吸収した後に特殊な液体やガスを注入します。適応 増殖性網膜症・硝子体出血…

イートンランバート症候群

イートンランバート症候群(Lambert-Eaton myasthenic syndrome: LEMS)は、重症筋無力症に似た症状を呈します。原因は肺癌(小細胞癌)に合併する抗VGCC (voltage-gated Ca Channel) 抗体です。この抗体により神経筋接合部でCaチャンネルが作動せずアセチルコリ…

関節ねずみ

関節の骨や軟骨の一部がはがれ、関節内を自由に動く遊離体で「関節遊離体」とも言います。関節の間に挟まって肘や膝が動かなくなるロッキングが特徴的な症状です。炎症症状を引き起こし時として激しい痛みを伴います。関節ねずみの原因としては骨軟骨骨折・…

関節ねずみ

関節の骨や軟骨の一部がはがれ、関節内を自由に動く遊離体で「関節遊離体」とも言います。関節の間に挟まって肘や膝が動かなくなるロッキングが特徴的な症状です。炎症症状を引き起こし時として激しい痛みを伴います。関節ねずみの原因としては骨軟骨骨折・…

シトルリン血症

タンパク質を体内で尿素に変えて解毒する尿素サイクルに異常がある遺伝病です。体内で発生するアンモニアは尿素回路で尿素に変えられますが、その代謝過程に異常があると体内にシトルリンが蓄積し尿中に排出されます。脳障害や見当識障害、夜中に走り回るな…

シトルリン血症

タンパク質を体内で尿素に変えて解毒する尿素サイクルに異常がある遺伝病です。体内で発生するアンモニアは尿素回路で尿素に変えられますが、その代謝過程に異常があると体内にシトルリンが蓄積し尿中に排出されます。脳障害や見当識障害、夜中に走り回るな…

弁置換術(K555)

働きの悪くなった心臓の弁を切除し人口弁を挿入する手術です。人口弁には大きくわけて機械弁と生体弁がありそれぞれ長所短所があります。機械弁は耐久性に優れ一生涯の使用も可能です。一方で弁に血栓ができやすく血液を固まりにくくする薬を服用し続けなけ…

弁置換術(K555)

働きの悪くなった心臓の弁を切除し人口弁を挿入する手術です。人口弁には大きくわけて機械弁と生体弁がありそれぞれ長所短所があります。機械弁は耐久性に優れ一生涯の使用も可能です。一方で弁に血栓ができやすく血液を固まりにくくする薬を服用し続けなけ…

骨髄腫(コツズイシュ)

血液を作る骨髄のなかで、抗体を作る形質細胞(Bリンパ球)が、がん化したものです。血液細胞の腫瘍なので、全身の骨に多発し、通常は多発性骨髄腫と呼ばれます。主症状は、加齢的変化による腰痛や頸部痛などに似た痛みが徐々に悪化し、痛みの場所が移動す…

先端肥大症(末端肥大症)

成長ホルモンが過剰に分泌される疾患で。四肢が異常に発達し、非常に背が高くなることが多いため「巨人症」の通称で知られています。原因のほとんどは下垂体腺腫で、四肢の異常発達の他、手指末節骨のカリフラワー様肥大変形、下顎の突出・眉弓部の隆起、巨…

先端肥大症(末端肥大症)

成長ホルモンが過剰に分泌される疾患で。四肢が異常に発達し、非常に背が高くなることが多いため「巨人症」の通称で知られています。原因のほとんどは下垂体腺腫で、四肢の異常発達の他、手指末節骨のカリフラワー様肥大変形、下顎の突出・眉弓部の隆起、巨…

脳溢血(ノウイッケツ)

脳の中枢神経が障害され脳卒中をきたす病気の一つであり、血管が閉塞するのが脳硬塞であり、血管が破れて脳を破壊するのが脳出血です。脳溢血は頭蓋内で脳の血管が破れ、勢い良く血液が出てくるものであり、脳内出血とくも膜下出血に大別出来ます。症状は活…

脳溢血(ノウイッケツ)

脳の中枢神経が障害され脳卒中をきたす病気の一つであり、血管が閉塞するのが脳硬塞であり、血管が破れて脳を破壊するのが脳出血です。脳溢血は頭蓋内で脳の血管が破れ、勢い良く血液が出てくるものであり、脳内出血とくも膜下出血に大別出来ます。症状は活…

下甲介粘膜焼灼術(K331-2)

アレルギー性鼻炎や花粉症に対する手術療法です。下鼻甲介の粘膜を焼灼することにより粘膜反応を減らし、鼻閉やくしゃみを減少させます。一回の焼灼で1~2年効果が継続します。昔ははさみなどで粘膜を切り取っていましたが、電子凝固、高周波電流などに変わ…

下甲介粘膜焼灼術(K331-2)

アレルギー性鼻炎や花粉症に対する手術療法です。粘膜を焼灼することにより粘膜反応を減らし、鼻閉やくしゃみを減少させます。一回の焼灼で1〜2年効果が継続します。昔ははさみなどで粘膜を切り取っていましたが、電子凝固、高周波電流などに変わり、最近で…

先天性股関節脱臼(センテンセイコカンセツダッキュウ)

股関節がずれたり、はずれたりなどの脱臼を起こす病気で、完全にはずれている完全脱臼、関節がはずれかかっている亜脱臼、股関節の屋根に当たる部分の発育が悪い股関節臼蓋形成不全の3種類があります。9割以上は後天的なものであり、乳児期に本来カエルのよ…

先天性股関節脱臼(センテンセイコカンセツダッキュウ)

股関節がずれたり、はずれたりなどの脱臼を起こす病気で、完全にはずれている完全脱臼、関節がはずれかかっている亜脱臼、股関節の屋根に当たる部分の発育が悪い股関節臼蓋形成不全の3種類があります。9割以上は後天的なものであり、乳児期に本来カエルのよ…

多発性硬化症(MS)(タハツセイコウカショウ)

脳や脊髄に多発性の硬い病巣がみられる病気で、脱髄病変といい神経線維を覆っている髄鞘が主に障害されます。この病変が大脳、脳幹、小脳、脊髄や視神経などの中枢神経に規則性もなく、起こっては治るということを繰り返すので、様々な神経症状の再発と寛解…

多発性硬化症(MS)(タハツセイコウカショウ)

脳や脊髄に多発性の硬い病巣がみられる病気で、脱髄病変といい神経線維を覆っている髄鞘が主に障害されます。この病変が大脳、脳幹、小脳、脊髄や視神経などの中枢神経に規則性もなく、起こっては治るということを繰り返すので、様々な神経症状の再発と寛解…

統合失調症(トウゴウシッチョウショウ)

統合失調症とは、脳などの神経系に生じ、妄想や幻覚などの多様な症状を示す慢性の病気です。ドーパミン系やセロトニン系といった、緊張―リラックスを司る神経系や、意欲やその持続に関連する系列、情報処理・認知に関する何らかの系列の神経系に起こるトラブ…

統合失調症(トウゴウシッチョウショウ)

脳などの神経系に生じ、妄想や幻覚などの多様な症状を示す慢性の病気です。ドーパミン系やセロトニン系といった、緊張―リラックスを司る神経系や、意欲やその持続に関連する系列、情報処理・認知に関する何らかの系列の神経系に起こるトラブルが原因と考えら…

糖尿病(トウニョウビョウ)

空腹時血糖値が126mg/dl以上、食後の血糖値が200mg/dl以上になった場合をいいます。合併症として起こる糖尿病性網膜症(失明)、糖尿病性腎症(腎不全)、糖尿病性神経症(末梢神経障害)が三大合併症といわれてます。また、糖尿病になると癌の罹患率も高く…

糖尿病(トウニョウビョウ)

空腹時血糖値が126mg/dl以上、食後の血糖値が200mg/dl以上になった場合をいいます。合併症として起こる糖尿病性網膜症(失明)、糖尿病性腎症(腎不全)、糖尿病性神経症(末梢神経障害)が三大合併症といわれてます。また、糖尿病になると癌の罹患率も高く…

食道狭窄拡張術(K522)

食道炎や食道癌に起因する食道狭窄に対する手術療法です。内視鏡下に病変を確認し、バルーンで拡張していきます。この他にシリコンまたはプラスチック製のブジーを用いる方法もありますが現在ではあまり使われていません。また、食道の再狭窄を防ぐためは金…

食道狭窄拡張術(K522)

食道炎や食道癌に起因する食道狭窄に対する手術療法です。内視鏡下に病変を確認し、バルーンで拡張していきます。この他にシリコンまたはプラスチック製のブジーを用いる方法もありますが現在ではあまり使われていません。また、食道の再狭窄を防ぐためは金…

糖尿病性神経障害(トウニョウビョウセイシンケイショウガイ)

糖尿病による細血管の合併症の一つです。手足を動かすなどの働きをする運動神経、痛さや冷たさなどを感じる働きをする知覚神経、内臓や発汗の調節などを行う自律神経などの末梢神経が侵されます。そのため、しびれ・冷感・痛みなどの症状が出てきて、進行す…

糖尿病性神経障害(トウニョウビョウセイシンケイショウガイ)

糖尿病による細血管の合併症の一つです。手足を動かすなどの働きをする運動神経、痛さや冷たさなどを感じる働きをする知覚神経、内臓や発汗の調節などを行う自律神経などの末梢神経が侵されます。そのため、しびれ・冷感・痛みなどの症状が出てきて、進行す…

大動脈弁閉鎖不全症(ダイドウミャクベンヘイサフゼンショウ)

心臓の出口に位置する大動脈弁が正しく閉じずに、逆流をきたす疾患です。原因としてはリウマチ性・二尖弁・感染性心内膜炎などの弁の障害によるものと、弁輪拡張症・マルファン症候群・高安動脈炎・梅毒などの上行大動脈の疾患によるものとがあります。慢性…

大動脈弁閉鎖不全症(ダイドウミャクベンヘイサフゼンショウ)

心臓の出口に位置する大動脈弁が正しく閉じずに、逆流をきたす疾患です。原因としてはリウマチ性・二尖弁・感染性心内膜炎などの弁の障害によるものと、弁輪拡張症・マルファン症候群・高安動脈炎・梅毒などの上行大動脈の疾患によるものとがあります。慢性…