2011-04-08 多発性硬化症(MS)(タハツセイコウカショウ) 神経内科 脳や脊髄に多発性の硬い病巣がみられる病気で、脱髄病変といい神経線維を覆っている髄鞘が主に障害されます。この病変が大脳、脳幹、小脳、脊髄や視神経などの中枢神経に規則性もなく、起こっては治るということを繰り返すので、様々な神経症状の再発と寛解を繰返します。空間的・時間的に多発することから本病名があります。初発症状として複視が有名で、視神経や脊髄に比較的強い障害が残ります。