生命保険のための医学知識

生命保険、医療保険の引受や支払に関係する医学知識を都度書いてます。

2009-07-01から1ヶ月間の記事一覧

B型肝炎(ビーガタカンエン)

B型肝炎ウイルスの初感染後に発症する肝炎をB型急性肝炎といいます。HBV感染は血液を介するものであり、感染経路としては、母子感染・性行為による感染・医療従事者における針刺し事故などがあります。急性肝炎と慢性肝炎に分けられますが、慢性化することは…

B型肝炎(ビーガタカンエン)

B型肝炎ウイルスの初感染後に発症する肝炎をB型急性肝炎といいます。HBV感染は血液を介するものであり、感染経路としては、母子感染・性行為による感染・医療従事者における針刺し事故などがあります。急性肝炎と慢性肝炎に分けられますが、慢性化することは…

C型肝炎(シーガタカンエン)

C型肝炎ウイルスの初感染後に発症する急性肝障害をC型急性肝炎といい、症状は比較的軽いものの約70%が慢性化します。感染経路は輸血や血液製剤が主でしたが、供給血液からHCV抗体をスクリーニングできるようになり大幅に減少しました。現在の主な感染経路…

川崎病(カワサキビョウ)

全身の中小動脈の炎症を起こす原因不明の病気で、何らかの感染症が引き金になって、血液中にサイトカインと呼ばれる化学物質が増え、いろいろな症状が起こると考えられています。主に4歳以下の乳幼児がかかり、初期は急性熱性疾患として全身の血管壁に炎症…

胸膜炎(キョウマクエン)

胸膜とは、肺の表面をおおう臓側胸膜と、胸壁・横隔膜・縦隔をおおう壁側胸膜からなっており、両胸膜に囲まれた部分が胸膜腔で、ここに胸水がたまる病気を胸膜炎と呼びます。胸膜炎の原因としては、感染症、悪性腫瘍が主なものであり、膠原病、肺梗塞、石綿…

肝硬変(カンコウヘン)

肝臓が硬くなり、外観が萎縮し表面は凹凸不整になった状態をさします。これはウイルス肝炎やアルコール性肝炎、その他の慢性的な肝臓病が長期間続いた結果、肝細胞が死に、その再生過程で線維増生が起こった結果であり、いわゆる肝臓病の終末像です。最初に…

前縦隔腫瘍 (Anterior mediastinal tumor)(ゼンジュウカクシュヨウ)

心臓、大血管、気管、食道を除いた縦隔内に発生する腫瘍をいい、いろいろな組織型があり良性と悪性の腫瘍があります。頻度としては胸腺腫がもっとも多く、そのほか、神経性腫瘍、奇形腫、先天性嚢胞、リンパ性腫瘍、甲状腺腫瘍などの順でみられ、約4分の1…

子宮内膜ポリープ(シキュウナイマクポリープ)

良性の腫瘍であり、子宮内膜癌に悪化することはまずありませんが、摘出しても再発することがあります。これは子宮内膜ポリープの原因といわれるエストロゲンの感受性が改善されていなかったり、完全に切除しきれていない場合におこります。子宮内膜ポリープ…

子宮頚管ポリープ(シキュウケイカンポリープ)

良性の腫瘍で、粘膜の上皮細胞が増殖して形成されます。ポリープは茎があり赤みを帯びて柔らかく、膣の入り口に向かって垂れ下がるような形になっています。細菌が感染して炎症を起こすことが原因と考えられており、痛みはありませんが簡単に出血したりおり…

心膜炎(シンマクエン)

心膜に炎症を起こす感染症(ウィルス・細菌・寄生虫・真菌など)やその他の病気が原因で引き起こされます。発熱と左肩や左腕までひろがるように感じる、心臓発作の痛みに似た胸痛を引き起こし、フィブリン・赤血球・白血球などの血液成分や体液が心膜腔にた…

子宮内膜症(シキュウナイマクショウ)

子宮内膜に類似した細胞が、子宮以外の場所に発生し活動する病態です。下腹部の内部で、腹膜や臓器の表面(ダグラス窩、腸や直腸など)、卵巣の内部、子宮の筋肉層、に発生します。原因としては、卵管を経て逆流した月経血中にある子宮内膜細胞が腹腔内に到…

子宮内膜症(シキュウナイマクショウ)

子宮内膜に類似した細胞が、子宮以外の場所に発生し活動する病態です。下腹部の内部で、腹膜や臓器の表面(ダグラス窩、腸や直腸など)、卵巣の内部、子宮の筋肉層、に発生します。原因としては、卵管を経て逆流した月経血中にある子宮内膜細胞が腹腔内に到…

子宮内膜増殖症(シキュウナイマクゾウショクショウ)

卵胞を形成する卵胞膜から分泌されるエストロゲンに対して、子宮内膜細胞の感度が強すぎた為に、増殖が過度となり子宮内膜も異常に厚みを増した病態をいいます。子宮内膜増殖症は、単純性子宮内膜増殖症・混合性子宮内膜増殖症・異型子宮内膜増殖症の3つに…

睡眠時無呼吸発作症候群(Sleep Apnea Syndrome;SAS)(スイミンジムコキュウショウコウグン)

睡眠中に10秒以上の呼吸停止が5回以上繰り返される状態をいいます。上気道が閉塞することにより起こり、首周りの脂肪の沈着、扁桃肥大、アデノイド、巨舌症、小顎症などが原因となります。主にいびき、昼間の眠気、起床時の頭痛などの症状がありますが、…

睡眠時無呼吸発作症候群(Sleep Apnea Syndrome;SAS)(スイミンジムコキュウショウコウグン)

睡眠中に10秒以上の呼吸停止が5回以上繰り返される状態をいいます。上気道が閉塞することにより起こり、首周りの脂肪の沈着、扁桃肥大、アデノイド、巨舌症、小顎症などが原因となります。主にいびき、昼間の眠気、起床時の頭痛などの症状がありますが、…

白癬(ハクセン)

真菌の一種である皮膚糸状菌(白癬菌)が皮膚に感染して起こる病気で、病変の部位により足白癬・爪白癬・手白癬・体部白癬・股部白癬・頭部白癬(しらくも)・ケルスス禿瘡などに分類されます。白癬の症状は病型で異なりますが、共通して環状の紅斑を示し、…

間質性膀胱炎(カンシツセイボウコウエン)

別名、頻尿・尿意切迫症候群とも呼ばれるように、間質性膀胱炎の主な症状はこの頻尿、尿意切迫感であり、排尿を我慢すると膀胱に痛みや不快感を感じます。一般的な細菌性膀胱炎と異なり抗生物質が効きません。原因不明の膀胱壁全体の炎症です。 参考サイト …

間質性膀胱炎(カンシツセイボウコウエン)

別名、頻尿・尿意切迫症候群とも呼ばれるように、間質性膀胱炎の主な症状はこの頻尿、尿意切迫感であり、排尿を我慢すると膀胱に痛みや不快感を感じます。一般的な細菌性膀胱炎と異なり抗生物質が効きません。原因不明の膀胱壁全体の炎症です。参考サイト 頻…

網膜剥離(モウマクハクリ)

視細胞と色素上皮細胞の間で網膜が剥がれる状態をいい、体質や加齢、打撲、強度近視などが誘因と考えられています。網膜剥離がおこると、視細胞は色素上皮細胞から栄養をうけられず、機能が著しく低下しますが、再生力があるため網膜が復位すれば機能が戻り…

甲状腺腫(コウジョウセンシュ)

甲状腺機能に異常がなく、抗甲状腺抗体も陰性の甲状腺が全体に均一に腫大した状態(び漫性甲状腺腫)をいいます。良性と悪性があり、結節性甲状腺腫は、甲状腺良性結節(腺腫・腺腫様甲状腺腫・嚢胞)、甲状腺悪性腫瘍(乳頭癌、濾胞癌、髄様癌、未分化癌、…

逆流性食道炎(ギャクリュウセイショクドウエン)

通常、胃と食道の間は、胃から胃酸や食べ物が食道内へ逆流しないように、一定の圧力がかかり、閉まっています。しかし、何らかの原因で胃酸が食道へ逆流し、その酸が原因で食道胃接合部に食道粘膜に炎症をおこしてしまった状態をいいます。胃食道逆流症とも…

逆流性食道炎(ギャクリュウセイショクドウエン)

通常、胃と食道の間は、胃から胃酸や食べ物が食道内へ逆流しないように、一定の圧力がかかり、閉まっています。しかし、何らかの原因で胃酸が食道へ逆流し、その酸が原因で食道胃接合部に食道粘膜に炎症をおこしてしまった状態をいいます。胃食道逆流症とも…

食道裂孔ヘルニア(ショクドウレッコウヘルニア)

食道は頸部から始まり後縦隔を通り、腹腔内に出たところで胃につながっていますが、その後縦隔から腹腔内への通じる孔を食道裂孔といいます。食道裂孔ヘルニアとは食道裂孔より胃の一部あるいは全部が後縦隔内へ脱出した状態をいいます。胃の脱出の状況によ…

前置胎盤(ゼンチタイバン)

胎盤の一部または大部分が子宮下部(子宮峡)に付着し、内子宮口に及ぶものをいいます。子宮口を覆う程度により、全前置胎盤、一部前置胎盤、辺縁前置胎盤に分けられてます。突然に無痛性の性器出血を起こし、貧血を起こすこともあります。前置胎盤では胎位…

外耳炎(ガイジエン)

外耳道は耳の穴から鼓膜までの3cmの管をいいます。外耳道の皮膚の傷からカビや細菌が感染し炎症を起したものが外耳炎です。腫れると外耳道を防いで耳鳴りが起きたり、耳周囲のリンパ腺が腫れます。慢性化すると激しい耳の痛みや耳漏を伴う悪性外耳炎を起こ…

外耳炎(ガイジエン)

外耳道は耳の穴から鼓膜までの3cmの管をいいます。外耳道の皮膚の傷からカビや細菌が感染し炎症を起したものが外耳炎です。腫れると外耳道を防いで耳鳴りが起きたり、耳周囲のリンパ腺が腫れます。慢性化すると激しい耳の痛みや耳漏を伴う悪性外耳炎を起こ…

内耳炎(ナイジエン)

主に中耳腔の炎症が、中耳と内耳を隔てている正円窓と卵円窓を通して内耳に及んだものです。ウィルスや細菌による感染性のものと、非感染性によるものとに分類されます。非感染性の場合、中枢神経系疾患である聴神経腫瘍や脳腫瘍の初発症状が内耳炎として現…

内耳炎(ナイジエン)

主に中耳腔の炎症が、中耳と内耳を隔てている正円窓と卵円窓を通して内耳に及んだものです。ウィルスや細菌による感染性のものと、非感染性によるものとに分類されます。非感染性の場合、中枢神経系疾患である聴神経腫瘍や脳腫瘍の初発症状が内耳炎として現…

脳脊髄液減少症(ノウセキズイエキゲンショウショウ)

脳脊髄液が減少することにより慢性的な頭痛、頚部痛、めまい、嘔気、視力障害、倦怠、集中力・思考力・記憶力低下など様々な症状が出現する病気です。原因の多くは交通事故による鞭打ち症やスポーツ外傷など比較的軽微な外傷ですが、原因不明な場合も少なく…

脳脊髄液減少症(ノウセキズイエキゲンショウショウ)

脳脊髄液が減少することにより慢性的な頭痛、頚部痛、めまい、嘔気、視力障害、倦怠、集中力・思考力・記憶力低下など様々な症状が出現する病気です。原因の多くは交通事故による鞭打ち症やスポーツ外傷など比較的軽微な外傷ですが、原因不明な場合も少なく…