生命保険のための医学知識

生命保険、医療保険の引受や支払に関係する医学知識を都度書いてます。

神経内科

アテトーゼ(アテトーゼ)

ゆっくり、屈曲した、ねじれるような動作が休み無く起こる、特徴的な異常状態をいい、特に手で激しく不随意的に起こり、片麻痺後の片麻痺舞踏病として知られています。脳性麻痺などの外傷や、線条体・視床下核・黒質・赤核などの障害で錐体外路系の障害によ…

筋ジストロフィー症(キンジストロフィーショウ)

骨格筋の変性・壊死を主病変とし、臨床的には進行性の筋力低下をみる遺伝性の疾患と定義されています。デュシェンヌ型は進行性筋ジストロフィーの大部分を占め、根本的な治療法が確立していない難病で、伴性劣性遺伝で基本的に男性のみに発病します。初期に…

筋萎縮性側索硬化症(ALS)(イシュクセイソクサクコウカショウ)

手足・のど・舌の筋肉や呼吸に必要な筋肉がやせ衰えていく疾患です。筋肉そのものには異常がなく、筋肉の運動をつかさどる神経(運動ニューロン)だけが障害をうけ、脳からの命令が伝わらずに力が弱くなり筋肉がやせていきます。その一方で、体の感覚や知能…

脊髄小脳変性症(セキズイショウノウヘンセイショウ)

運動失調を主要な症状とする神経変性疾患の総称であり、臨床症状や、病理所見、遺伝子の異なる数多くの疾患が含まれます。歩行障害、手がうまく使えない、喋る時に舌がもつれるなどの運動失調がおき、これらの症状が緩徐進行性に進むのが特徴です。その他、…

脊髄性筋萎縮症(spinal muscular atrophy; SMA)(セキズイセイキンイショクショウ)

脊髄と脳幹の神経細胞が変性して、進行性の筋力低下と萎縮が起こる遺伝性疾患です。小児期に発症するⅠ型:重症型(ウェルドニッヒ・ホフマン病)、Ⅱ 型:中間型(デュボビッツ病)、Ⅲ型:軽症型(クーゲルベルグ・ウェランダー病)と、成人期に発症する?型に…

重症筋無力症(ジュウショウキンムリョクショウ)

末梢神経と筋肉との神経筋接合部において、脳の命令によって神経側から遊離されるアセチルコリンの筋肉側の受け皿を攻撃する抗体が原因とされる病気です。全身の筋力低下・易疲労性や、眼瞼下垂・複視などの眼の症状がでやすく、症状が強くなると嚥下や発語…

多発性硬化症(MS)(タハツセイコウカショウ)

脳や脊髄に多発性の硬い病巣がみられる病気で、脱髄病変といい神経線維を覆っている髄鞘が主に障害されます。この病変が大脳、脳幹、小脳、脊髄や視神経などの中枢神経に規則性もなく、起こっては治るということを繰り返すので、様々な神経症状の再発と寛解…

多発性硬化症(MS)(タハツセイコウカショウ)

脳や脊髄に多発性の硬い病巣がみられる病気で、脱髄病変といい神経線維を覆っている髄鞘が主に障害されます。この病変が大脳、脳幹、小脳、脊髄や視神経などの中枢神経に規則性もなく、起こっては治るということを繰り返すので、様々な神経症状の再発と寛解…

多発性神経根症(タハツセイシンケイコンショウ)

薬物中毒、代謝異常、遺伝性疾患などにより手や足の末梢神経に障害を生じる病気で、多発性ニューロパチーとも称されます。ヒ素・鉛・薬品やアルコールの慢性中毒、ビタミンB群の欠乏による代謝異常、糖尿病などによる慢性疾患、遺伝性疾患などが原因として…

多発性神経根症(タハツセイシンケイコンショウ)

薬物中毒、代謝異常、遺伝性疾患などにより手や足の末梢神経に障害を生じる病気で、多発性ニューロパチーとも称されます。ヒ素・鉛・薬品やアルコールの慢性中毒、ビタミンB群の欠乏による代謝異常、糖尿病などによる慢性疾患、遺伝性疾患などが原因として…

ベル麻痺(ベルマヒ)

顔面神経の麻痺によって障害側の顔面筋のコントロールができなくなった状態のことをいい、末梢性顔面神経麻痺のうち原因が特定できない場合にベル麻痺と呼ばれます。何らかの原因によって側頭骨内の顔面神経に炎症・浮腫が生じ、顔面神経が側頭骨内で圧迫さ…

ベル麻痺(ベルマヒ)

顔面神経の麻痺によって障害側の顔面筋のコントロールができなくなった状態のことをいい、末梢性顔面神経麻痺のうち原因が特定できない場合にベル麻痺と呼ばれます。何らかの原因によって側頭骨内の顔面神経に炎症・浮腫が生じ、顔面神経が側頭骨内で圧迫さ…

進行性筋ジストロフィー(シンコウセイキンジストロフィー)

骨格筋の変性・壊死を主病変とし、臨床的には進行性の筋力低下をみる遺伝性疾患です。デュシェンヌ型は根本的な治療法が確立していない難病で、伴性劣性遺伝で基本的に男性のみに発病します。症状は筋力低下による易転倒・登攀性起立・腰椎の前弯強などがあ…

進行性筋ジストロフィー(シンコウセイキンジストロフィー)

骨格筋の変性・壊死を主病変とし、臨床的には進行性の筋力低下をみる遺伝性疾患です。デュシェンヌ型は根本的な治療法が確立していない難病で、伴性劣性遺伝で基本的に男性のみに発病します。症状は筋力低下による易転倒・登攀性起立・腰椎の前弯強などがあ…

脳血栓(ノウケッセン)

脳血管に生じた血栓により脳血流障害が起こり脳梗塞を生じることをいいます。血栓形成の原因としてアテローム硬化に伴う血栓が多く、その他には動脈炎や血液疾患によるものもあり、前駆症状として脳虚血発作を繰り返します。症状は徐々に経過し、言語障害や…

脳血栓(ノウケッセン)

脳血管に生じた血栓により脳血流障害が起こり脳梗塞を生じることをいいます。血栓形成の原因としてアテローム硬化に伴う血栓が多く、その他には動脈炎や血液疾患によるものもあり、前駆症状として脳虚血発作を繰り返します。症状は徐々に経過し、言語障害や…

顔面けいれん(ガンメンケイレン)

顔の半分が自分の意思とは関係なく痙攣するもので、ふつう目の周囲から始まりだんだん口元へと広がります。ほとんどの場合は片側だけですが、まれに両側にみられることがあり、飲酒やストレス、不安などで悪化します。原因は脳に達する血管が、脳幹部で顔面…

顔面けいれん(ガンメンケイレン)

顔の半分が自分の意思とは関係なく痙攣するもので、ふつう目の周囲から始まりだんだん口元へと広がります。ほとんどの場合は片側だけですが、まれに両側にみられることがあり、飲酒やストレス、不安などで悪化します。原因は脳に達する血管が、脳幹部で顔面…

急性散在性脳脊髄炎(ADEM)(キュウセイサンザイセイノウセキズイエン)

ウイルス感染後やワクチン接種後に生じるアレルギー性の脳脊髄炎で、一般的に単相性の経過をとりますので原則的に再発はしません。病変部位により症状は多彩ですが、初期症状として髄膜刺激症状(頭痛、悪心、項部硬直、発熱など)を認めやすく、通常の脳炎型…

急性散在性脳脊髄炎(ADEM)(キュウセイサンザイセイノウセキズイエン)

ウイルス感染後やワクチン接種後に生じるアレルギー性の脳脊髄炎で、一般的に単相性の経過をとりますので原則的に再発はしません。病変部位により症状は多彩ですが、初期症状として髄膜刺激症状(頭痛、悪心、項部硬直、発熱など)を認めやすく、通常の脳炎型…

髄膜炎(ズイマクエン)

脳の髄膜下腔のうち、主に軟膜に炎症が生じた状態で、脳膜炎、脳脊髄膜炎ともいいます。抵抗力が無い時や免疫力が低下している場合などに発病することが多く、細菌やウイルス感染が原因です。頭痛やめまいや吐き気を生じ、身体の麻痺を伴うことがあります。…

結核性髄膜炎(ケッカクセイズイマクエン)

結核菌の感染によって生じる髄膜炎で死亡率が高く、また失明、難聴、水頭症などの重い後遺症を残すことが多い難治性疾患です。亜急性の発症で、頭痛・嘔吐、発熱などの症状で始まり、進行すると意識障害が現れ、さらに髄膜脳炎(視力障害、動眼神経障害、外…

脊髄性筋萎縮症(spinal muscular atrophy; SMA)(セキズイセイキンイショクショウ)

脊髄と脳幹の神経細胞が変性して、進行性の筋力低下と萎縮が起こる遺伝性疾患です。小児期に発症するⅠ型:重症型(ウェルドニッヒ・ホフマン病)、Ⅱ型:中間型(デュボビッツ病)、Ⅲ型:軽症型(クーゲルベルグ・ウェランダー病)と、成人期に発症する?型に…

不随意運動(フズイイウンドウ)

自分の意思とは関係なく現れる異常運動のことをいいます。脳梗塞、脳出血、神経変性疾患などにより大脳基底核などの錐体外路の障害、薬の副作用などでおこり、原因不明のものもあります。<AK></ak>

癲癇(テンカン)

脳の神経細胞の過剰な活動によって反復性のてんかん発作が生じる病気です。多くは小児期に発症し、予後は良好ですが10〜20%は難治性のてんかんで、知能障害を合併することもあります。脳に障害がない特発性てんかんと、脳の障害による症候性てんかんに…

癲癇(テンカン)

脳の神経細胞の過剰な活動によって反復性のてんかん発作が生じる病気です。多くは小児期に発症し、予後は良好ですが10~20%は難治性のてんかんで、知能障害を合併することもあります。脳に障害がない特発性てんかんと、脳の障害を原因とする症候性てん…