2009-12-27 急性散在性脳脊髄炎(ADEM)(キュウセイサンザイセイノウセキズイエン) 神経内科 ウイルス感染後やワクチン接種後に生じるアレルギー性の脳脊髄炎で、一般的に単相性の経過をとりますので原則的に再発はしません。病変部位により症状は多彩ですが、初期症状として髄膜刺激症状(頭痛、悪心、項部硬直、発熱など)を認めやすく、通常の脳炎型では髄膜刺激症状以外に、意識障害、痙攣、片麻痺、失語、脳神経麻痺、小脳症状(眼振、小脳失調など)などがみられます。