生命保険のための医学知識

生命保険、医療保険の引受や支払に関係する医学知識を都度書いてます。

弁置換術(K555)

 働きの悪くなった心臓の弁を切除し人口弁を挿入する手術です。人口弁には大きくわけて機械弁と生体弁がありそれぞれ長所短所があります。機械弁は耐久性に優れ一生涯の使用も可能です。一方で弁に血栓ができやすく血液を固まりにくくする薬を服用し続けなければなりません。生体弁は豚や牛または亡くなったヒトの組織から作られます。血栓はできにくく薬を常用する必要はありません。一方では耐久性には限界があり10年〜20年で再手術が必要となる場合もあります。