内分泌
甲状腺機能亢進症状や低下症状の症状や腫瘍(結節)がなく、単に甲状腺が腫脹している場合を言います。血中甲状腺ホルモン量は、甲状腺の組織の代償性肥大で殆どが正常です。症状は甲状腺組織がびまん性腫脹をしており、稀ですが腫張が大きくなると気管や食…
亜急性甲状腺炎は、ウイルス感染によると推定される原因不明の甲状腺炎で、濾胞崩壊による甲状腺ホルモンの血中放出により、一過性の甲状腺機能亢進状態を呈する病態です。30~40歳代女性に多いです。感冒様前駆症状に続き、圧痛を伴う甲状腺腫があり、結節…
副腎皮質のはたらきの異常により、生命維持に必要なコルチゾールやアルドステロンの分泌が低下し、男性化作用のあるアンドロゲンが過剰に分泌される病気です。女児の場合は陰核が大きくなり、性器が男性的な外見になりますが、生殖器官(子宮、卵巣、卵管)…
甲状腺ホルモン過剰により起こる疾患です。大部分はびまん性甲状腺腫瘍を伴い、バセドウ病またはグラーベス病と呼ばれます。抗甲状腺剤、放射線ヨード療法、手術療法が行われますが、薬剤の投与が過剰になれば、逆に甲状腺機能低下症となります。症状は、発…
血管新生緑内障は、糖尿病を原因とする緑内障で、糖尿病性緑内障ともいいます。網膜の虚血が原因で隅角部に新生血管を生じ、初期の開放隅角から閉塞隅角緑内障となります。末期には急性緑内障発作を起こすこともあります。治療は、眼底の糖尿病性網膜症と緑…
甲状腺機能に異常がなく、抗甲状腺抗体も陰性の甲状腺が全体に均一に腫大した状態(び漫性甲状腺腫)をいいます。良性と悪性があり、結節性甲状腺腫は、甲状腺良性結節(腺腫・腺腫様甲状腺腫・嚢胞)、甲状腺悪性腫瘍(乳頭癌、濾胞癌、髄様癌、未分化癌、…
副腎皮質ステロイドホルモンのひとつ、アルドステロンの分泌が過剰になるために起こる病気です。アルドステロン過剰分泌の結果として生じる高血圧(2次性高血圧)とカリウム欠乏による低カリウム血症が起こります。血液は代謝性アルカローシスとなります。
抗利尿ホルモン分泌異常症とは、下垂体後葉からの抗利尿ホルモン(antidiuretic hormone; ADH)の分泌調節機能が損なわれ、抗利尿ホルモンの分泌が抑制されない状態をいいます。体液の体内貯留と低ナトリウム血症を生じさせます。血中ナトリウムの低下により意…
慢性の甲状腺炎のため甲状腺腫大が起こる疾病です。慢性甲状腺炎ともよびます。体質の変化により甲状腺を異物とみなして甲状腺に対する自己抗体ができ、この抗体が甲状腺を破壊していくことにより、徐々に甲状腺機能低下症なる場合もありますが、甲状腺機能…
血糖値は血液内のグルコース(ブドウ糖)の濃度です。健常なヒトの場合の空腹時血糖値は80-109mg/dl程度であり、食後は若干高い値を示します。血糖値を下げるインスリン、血糖値をあげるグルカゴン、アドレナリン、コルチゾール、成長ホルモンといったホルモン…
成長ホルモンが過剰に分泌される疾患で。四肢が異常に発達し、非常に背が高くなることが多いため「巨人症」の通称で知られています。原因のほとんどは下垂体腺腫で、四肢の異常発達の他、手指末節骨のカリフラワー様肥大変形、下顎の突出・眉弓部の隆起、巨…
成長ホルモンが過剰に分泌される疾患で。四肢が異常に発達し、非常に背が高くなることが多いため「巨人症」の通称で知られています。原因のほとんどは下垂体腺腫で、四肢の異常発達の他、手指末節骨のカリフラワー様肥大変形、下顎の突出・眉弓部の隆起、巨…
甲状腺機能亢進症状や低下症状の症状や腫瘍(結節)がなく、単に甲状腺が腫脹している場合を言います。血中甲状腺ホルモン量は、甲状腺の組織の代償性肥大で殆どが正常です。症状は甲状腺組織がびまん性腫脹をしており、稀ですが腫張が大きくなると気管や食…
甲状腺ホルモン過剰により起こり、大部分はびまん性甲状腺腫瘍を伴います。症状は、発汗・動悸・微熱・体重減少・頻脈・甲状腺の腫れ・眼球突出などが主な症状です。 → 詳細は甲状腺機能亢進症を参照して下さい。
甲状腺ホルモン過剰により起こり、大部分はびまん性甲状腺腫瘍を伴います。症状は、発汗・動悸・微熱・体重減少・頻脈・甲状腺の腫れ・眼球突出などが主な症状です。甲状腺機能亢進症とも呼びます。
脳下垂体は前葉と後葉に分かれており多くのホルモンを分泌する内分泌器官です。下垂体腺腫は脳下垂体に出来る脳腫瘍の一種です。症状は、腫瘍が大きくなることによる局所の圧迫症状と、ホルモンの過剰分泌によるホルモン異常症候群とがあります。前者の場合…
橋本病とも呼ばれています。自己免疫の異常でリンパ球が、甲状腺を刺激し慢性炎症を起こすのが原因です。甲状腺機能低下症の症状を示します。甲状腺ホルモンの補充治療を行います。
橋本病とも呼ばれています。自己免疫の異常でリンパ球が、甲状腺を刺激し慢性炎症を起こすのが原因です。甲状腺機能低下症の症状を示します。甲状腺ホルモンの補充治療を行います。
甲状腺ホルモンの分泌量(活性)が不十分となる、代謝内分泌疾患の一つです。先天性、幼少時発症の甲状腺機能低下症はクレチン症といいます。またバセドウ病に対して放射性ヨード療法を行ったあとに起こるものもあります。臨床症状の第一は全身の浮腫です。…
甲状腺ホルモンの分泌量(活性)が不十分となる、代謝内分泌疾患の一つです。先天性、幼少時発症の甲状腺機能低下症はクレチン症といいます。またバセドウ病に対して放射性ヨード療法を行ったあとに起こるものもあります。臨床症状の第一は全身の浮腫です。…
副腎に病変があり慢性的に経過する副腎皮質機能低下症をいい、副腎ホルモンの分泌が低下した状態をいいます。副腎皮質自体に原因疾患が存在する場合の原発性と、それ以外に原因のある続発性にわけられます。副腎ホルモンの欠乏により、全身倦怠感、筋力低下…
慢性の甲状腺炎のため甲状腺腫大が起こる疾病です。慢性甲状腺炎ともよびます。体質の変化により甲状腺を異物とみなして甲状腺に対する自己抗体ができ、この抗体が甲状腺を破壊していくことにより、徐々に甲状腺機能低下症なる場合もありますが、甲状腺機能…