生命保険のための医学知識

生命保険、医療保険の引受や支払に関係する医学知識を都度書いてます。

2009-08-01から1ヶ月間の記事一覧

抗リン脂質抗体症候群(Anti-phosphlipid syndrome:APS)(コウリンシシツコウタイショウコウグン)

抗リン脂質抗体の本態は、カルジオリピンに結合して構造変化したβ2-グリコプロテインに対する抗体と考えられています。抗リン脂質抗体は凝固制御因子と結合することにより、凝固、血栓傾向を促進すると考えられており、特発性血小板減少性紫斑病、自己免疫性…

メニエール病(メニエールビョウ)

聴覚と平衡感覚のセンサーである内耳は、骨迷路という骨の中の空洞に膜迷路(感覚細胞)からなる袋が収められた構造になっています。骨迷路と膜迷路の隙間は外リンパ液が、膜迷路の袋の中は内リンパ液が満たしており、メニエール病は膜迷路が膨張する内リン…

メニエール病(メニエールビョウ)

聴覚と平衡感覚のセンサーである内耳は、骨迷路という骨の中の空洞に膜迷路(感覚細胞)からなる袋が収められた構造になっています。骨迷路と膜迷路の隙間は外リンパ液が、膜迷路の袋の中は内リンパ液が満たしており、メニエール病は膜迷路が膨張する内リン…

結膜炎(ケツマクエン)

結膜におこる炎症で、おもな症状は目やに(眼脂)と充血です。ウイルス性結膜炎(流行性角結膜炎・咽頭結膜熱・急性出血性結膜炎)、クラミジア結膜炎(封入体性結膜炎)、細菌性結膜炎などがあります。混合感染、角膜混濁、ドライアイなどの合併症が起きた…

腱鞘炎(ケンショウエン)

筋肉の力を四肢の先端に伝える腱と、腱の浮き上がりを抑える腱鞘の間に起きた炎症をいいます。最も一般的なものは狭窄性腱鞘炎で、ばね指(弾発指)、デケルバン(de Quervain)腱鞘炎などがあります。腱鞘炎の原因は関節リウマチ以外は、「使い過ぎによる腱…

帯状疱疹(タイジョウホウシン)

水痘・帯状疱疹ウイルス(Variccela-zoster virus) によって引き起こされるウイルス感染症の一種です。神経の付け根に残っており、免疫力が低下した時に活性化されて1本の神経支配領域に添って出現します。

肺性心(ハイセイシン)

肺の病気が原因で肺での血液の流れが悪くなり、肺へ血液を送り出している右心室に負担がかかり、右室拡大・右心不全なった状態をいいます。もともとの心臓病でなく、慢性閉塞性肺疾患、肺結核後遺症、肺線維症などの慢性の肺の病気と、肺血栓塞栓症や原発性…