生命保険のための医学知識

生命保険、医療保険の引受や支払に関係する医学知識を都度書いてます。

泌尿器

尿道炎(ニョウドウエン)

主に男性尿道炎を意味し、その多くは性感染症に伴う場合がほとんどです。女性の場合は、膀胱炎から炎症が波及した場合に起こります。原因は性行為による微生物感染であり、淋菌による淋菌性尿道炎と、それ以外の微生物による非淋菌性尿道炎とに大別されます…

尿道炎(ニョウドウエン)

主に男性尿道炎を意味し、その多くは性感染症に伴う場合がほとんどです。女性の場合は、膀胱炎から炎症が波及した場合に起こります。原因は性行為による微生物感染であり、淋菌による淋菌性尿道炎と、それ以外の微生物による非淋菌性尿道炎とに大別されます…

尿道結石(ニョウドウケッセキ)

腎臓や膀胱でつくられた結石が、尿道の途中にとどまってしまう病気で、主に大腸菌などの腸内細菌の感染によって膀胱の粘膜に炎症が起きます。尿路結石のうち、尿道結石・膀胱結石の場合は排尿時に強い痛みが起こります。また、女性では殆ど発症せず、大半が…

尿道結石(ニョウドウケッセキ)

腎臓や膀胱でつくられた結石が、尿道の途中にとどまってしまう病気で、主に大腸菌などの腸内細菌の感染によって膀胱の粘膜に炎症が起きます。尿路結石のうち、尿道結石・膀胱結石の場合は排尿時に強い痛みが起こります。また、女性では殆ど発症せず、大半が…

前立腺癌(ゼンリツセンガン)

前立腺の外側にある被膜から発生する癌で、様々な組織型の悪性腫瘍を生じますが、殆どは腺癌です。50歳以降に発症する場合が多く、45歳以下での罹患の場合は家族性のことが多くなっています。症状は前立腺肥大症と同様なものが多く、頻尿・切迫尿意・夜…

セミノーマ(セミノーマ)

通常良性の片側性孤立性の精巣腫瘍です。受精後の初期のまだそれぞれの細胞が全く成熟、分化、機能を持たない時期の細胞を胚細胞といい、そこから発生した胚細胞腫瘍の一つです。肺・骨・肝臓・脳に転移することがあります。

精巣炎(セイソウエン)

細菌の感染によっておこり、多くは細菌性精巣上体炎が波及して精巣にも炎症が起きます。また、ムンプスウイルス感染である流行性耳下腺炎に伴い精巣炎が生じることがより一般的で、思春期以降の男性にみられる病気です。症状は精巣痛と腫脹で、両方の精巣に…

精巣炎(セイソウエン)

細菌の感染によっておこり、多くは細菌性精巣上体炎が波及して精巣にも炎症が起きます。また、ムンプスウイルス感染である流行性耳下腺炎に伴い精巣炎が生じることがより一般的で、思春期以降の男性にみられる病気です。症状は精巣痛と腫脹で、両方の精巣に…

精巣癌(セイソウガン)

精巣は精子と男性ホルモンを造る男性固有の臓器で、精巣がんは細胞の種類によって大きくセミノーマと非セミノーマに分けられます。後者の方が転移を起こしやすく、より悪性の経過をとります。原因不明ですが、停留精巣患者は精巣固定術施行の有無に関わらず…

精巣上体炎(セイソウジョウタイエン)

尿のなかの細菌が精巣上体に入り込み、炎症を起こす病気です。通常、尿には炎症を起こすほどの細菌はいませんが、前立腺肥大症・尿道狭窄・膀胱結石などの疾患により細菌が増殖して、精巣上体炎を起こしやすくなります。高齢者に多いのは大腸菌などの一般的…

精巣上体炎(セイソウジョウタイエン)

尿のなかの細菌が精巣上体に入り込み、炎症を起こす病気です。通常、尿には炎症を起こすほどの細菌はいませんが、前立腺肥大症・尿道狭窄・膀胱結石などの疾患により細菌が増殖して、精巣上体炎を起こしやすくなります。高齢者に多いのは大腸菌などの一般的…

腎嚢胞(ジンノウホウ)

片側あるいは両側の腎臓に1~数個の嚢胞ができる病気で、加齢とともに頻度は増加します。通常は無症状でほとんど問題になりませんが、孤立性の大きな嚢胞ができると圧迫症状がみられ、時に外科的治療が必要になる場合があります。腎盂の近くにできたものは…

睾丸炎(コウガンエン)

造精機能を持つ睾丸が炎症を起こした状態をいいます。症状は寒気・高熱、陰のうが腫れ熱感を持ち、睾丸も強い痛みを感じさらに圧痛も腹部までおよぶ程激しいものになります。安静にして睾丸を吊って固定すれば痛みは和らぎ、細菌感染の場合は抗生物質が効果…

睾丸炎(コウガンエン)

造精機能を持つ睾丸が炎症を起こした状態をいいます。症状は寒気・高熱、陰のうが腫れ熱感を持ち、睾丸も強い痛みを感じさらに圧痛も腹部までおよぶ程激しいものになります。安静にして睾丸を吊って固定すれば痛みは和らぎ、細菌感染の場合は抗生物質が効果…

急性糸球体腎炎(キュウセイシキュウタイジンエン)

咽頭炎・喉頭炎・扁桃腺炎などの先行感染をきっかけに、腎臓に急激に炎症が起こる病気です。炎症は主に、血液を濾過している糸球体に起こりますが、これにより腎臓でつくられる尿量が減り、尿として排泄されるはずの余分な水や電解質・老廃物が体内にたまり…

急性腎不全(キュウセイジンフゼン)

急速に腎機能が低下した状態をいい、多くは尿細管壊死による腎機能の低下を特徴とします。尿の排泄ができなくなるため、水・ナトリウムの貯留による高血圧、心不全、肺うっ血、全身浮腫などが起こります。また、排泄されるべき尿毒素が体内に貯留するため、…

梅毒(バイドク)

梅毒は梅毒トレポネーマという細菌による慢性の全身性感染症で、症状のある顕性梅毒と症状のない潜伏梅毒に分けられます。感染力のある初めの2年を早期梅毒(1期梅毒、2期梅毒)、それ以降の感染力がなくなる時期を晩期梅毒と呼びます。第1期には、陰茎、…

尿管結石(ニョウカンケッセキ)

腎盂から尿管、膀胱へと続く尿路のなかにカルシウムやシュウ酸、尿酸などを主成分にして結石ができるものをいい、発症部位により腎結石・尿管結石・膀胱結石に分けられます。肉眼的血尿、脇腹の痛み、下腹部痛などがおこりますが、X線検査・超音波検査など…

間質性膀胱炎(カンシツセイボウコウエン)

別名、頻尿・尿意切迫症候群とも呼ばれるように、間質性膀胱炎の主な症状はこの頻尿、尿意切迫感であり、排尿を我慢すると膀胱に痛みや不快感を感じます。一般的な細菌性膀胱炎と異なり抗生物質が効きません。原因不明の膀胱壁全体の炎症です。 参考サイト …

間質性膀胱炎(カンシツセイボウコウエン)

別名、頻尿・尿意切迫症候群とも呼ばれるように、間質性膀胱炎の主な症状はこの頻尿、尿意切迫感であり、排尿を我慢すると膀胱に痛みや不快感を感じます。一般的な細菌性膀胱炎と異なり抗生物質が効きません。原因不明の膀胱壁全体の炎症です。参考サイト 頻…

IgA腎症(アイジーエージンショウ)

腎臓の糸球体に免疫グロブリンのIgAという蛋白が沈着している慢性の糸球体腎炎をいいます。蛋白尿または血尿で発見され、初期は無症状ですが、徐々に腎機能が低下して行き(保存期腎不全)、血圧が高くなる(腎性高血圧)など腎不全の症状が出ます。放置する…

ネフローゼ症候群(ネフローゼショウコウグン)

多量のタンパク質が尿中に失われる結果、低タンパク血症、浮腫が出現する腎臓疾患の総称をいいます。ネフローゼ症候群の好発年齢は3~6歳です。高脂血症、低蛋白血症、高度な蛋白尿、浮腫(眼瞼や下肢)を主な症状とし、腹水もみられ、重症例では胸水も出現…

膀胱結石(ボウコウケッセキ)

尿管結石が膀胱まで落ち、前立腺肥大症などの通過障害により排尿時に尿道から石が排出されず膀胱内で生長した状態です。また、前立腺肥大症や神経因性膀胱などの通過障害で尿が膀胱内に停滞し、そこに細菌感染により膀胱内で尿が濁り石が発生することもあり…

多発性嚢胞腎(タハツセイノウホウジン)

腎臓に嚢胞がたくさんできて、腎臓の働きが徐々に低下していく、遺伝性の病気です。肉眼的血尿、腰・背部痛、腹部膨満感、頭痛、上部尿路感染症の症状、高血圧、蛋白尿、吐き気などが症状・徴候としてみられ、徐々に腎機能が低下し、多くの場合腎不全に至り…

多発性嚢胞腎(タハツセイノウホウジン)

腎臓に嚢胞がたくさんできて、腎臓の働きが徐々に低下していく、遺伝性の病気です。肉眼的血尿、腰・背部痛、腹部膨満感、頭痛、上部尿路感染症の症状、高血圧、蛋白尿、吐き気などが症状・徴候としてみられ、徐々に腎機能が低下し、多くの場合腎不全に至り…

ウィルムス腫瘍(ウィルムスシュヨウ)

腎臓にできる特殊な種類の癌で、主に5歳未満の子供に発症します。腹部の腫瘤や腹痛、血尿、外傷等で発見され、軽度の腹部打撲でも腫瘍の膜(被膜)が破れ、腫瘍内の出血や激痛の原因になります。腎芽腫は肺や肝に転移しやすい特徴があります。

ウィルムス腫瘍(ウィルムスシュヨウ)

腎臓にできる特殊な種類の癌で、主に5歳未満の子供に発症します。腹部の腫瘤や腹痛、血尿、外傷等で発見され、軽度の腹部打撲でも腫瘍の膜(被膜)が破れ、腫瘍内の出血や激痛の原因になります。腎芽腫は肺や肝に転移しやすい特徴があります。

無症候性血尿(ムショウコウセイケツニョウ)

少量の血液が絶え間なく、または間欠的に尿に漏れ出るのを特徴とする糸球体の病気です。蛋白尿等のその他の尿の異常を併発せずに血尿がおこります。血尿は尿中に赤血球がみられることであり、尿は赤色・血液様または顕微鏡的血尿の場合があります。原因は年…

陰嚢水瘤・精索水腫(インノウスイシュ・セイサクスイシュ)

精巣、精巣の血管および精管をおおっている鞘膜に液体がたまった状態です。陰嚢部の鞘膜にたまった場合が陰嚢水腫で、それより頭側の精索部にたまった場合が精索水腫といいます。それぞれ陰嚢、陰嚢上部や鼠径部がはれてきます。<AK></ak>

遊走腎(ユウソウジン)

寝た姿勢では正常の位置にある腎臓が、立位で2椎体(約10cm)以上下垂する状態を指し、内臓下垂の部分症状です。腎臓を支えている腎線維被膜、脂肪被膜、腎筋膜などの周囲の組織が弱いために生じます。立位歩行や荷重などで症状がおこり、臥位・座位など…