生命保険のための医学知識

生命保険、医療保険の引受や支払に関係する医学知識を都度書いてます。

腓骨筋腱脱臼(ヒコツキンケンダッキュウ)

 腓骨筋(長腓骨筋と短腓骨筋)腱が緊張した状態で足関節が内転・内反(回外)させられたときや、背屈・外反時に生じやすく、腓骨筋の過度な収縮が腓骨筋腱を押さえる腓骨筋支帯を超えて、腓骨から脱臼します。先天性の腓骨筋支帯の弛緩・脆弱製や腓骨筋腱溝の形成不全が原因となり、脱臼と自然整復を繰り返すことにより腓骨筋腱の炎症症状を呈し、腫脹や熱感、発赤を伴うこともあります。<AK>