生命保険のための医学知識

生命保険、医療保険の引受や支払に関係する医学知識を都度書いてます。

好酸球増加症(コウサンキュウゾウカショウ)

 末梢血中好酸球数が450/μLを超えるものを指し、アレルギー性の皮膚炎や喘息、鼻炎・花粉症のほか、寄生虫感染症膠原病、薬剤アレルギーなどで増加が見られます。一般にアレルギー反応において好酸球を引き付ける因子が出て、骨髄からの好酸球放出が増加するほか、骨髄における好酸球産生も増加するものと考えられています。特に原因不明の高度の好酸球増加症は好酸球増加症候群と総称されます。