生命保険のための医学知識

生命保険、医療保険の引受や支払に関係する医学知識を都度書いてます。

白板症(ハクハンショウ)

 歯肉や舌などの一部が斑点、もしくは板状に白くなる病気です。白斑と赤斑、紅斑が混在する不均一型は悪化すると口腔癌になりやすといわれています。原因としては、喫煙、過度なブラッシングによる擦過刺激、合わなくなった不良補綴物や充填物、むし歯などの長期刺激があげられますが、原因不明なものも少なくありません。

 口腔白板症は口腔粘膜の角化亢進によって生じる白斑状の病変であり、WHOによると「他のいかなる疾患としても特徴づけられない著明な白色の口腔粘膜の病変」と定義されています。病理組織学的には上皮の過角化(過正角化症・棘細胞症あるいは過錯角化症)から上皮性異形成を伴うものまでを白板症としています。 

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