生命保険のための医学知識

生命保険、医療保険の引受や支払に関係する医学知識を都度書いてます。

CT検査

CT検査とは、身体にエックス線を照射し、通過したエックス線量の差をデータとして集め、コンピューターで処理することによって身体の内部を画像化する検査です。身体の組織や臓器によって、また病変部位と正常部位とでエックス線の透過性が異なるため、この性質を利用して画像を作りだします。ヨード造影剤を静脈注射して撮影する造影CT検査と、造影剤を使わない単純CT検査とに分けられます。特別な治療を必要としない軽度のものがほとんどですが、副作用として吐き気・嘔吐・かゆみ・じんましん・熱感などがあります。副作用が起こりやすい要因として、気管支喘息・造影剤による副作用歴・腎機能障害などがあります。