婦人科
カビの一種である真菌の感染症です。カンジタ自体は口や皮膚、膣や消化管に普段から生息している微生物の一種ですが、異常に増殖を始めると病原性真菌に変わります。その誘因としては、エストロゲン分泌亢進による腟内pHの低下に伴う細菌叢の変動、糖尿病…
カビの一種である真菌の感染症です。カンジタ自体は口や皮膚、膣や消化管に普段から生息している微生物の一種ですが、異常に増殖を始めると病原性真菌に変わります。その誘因としては、エストロゲン分泌亢進による腟内pHの低下に伴う細菌叢の変動、糖尿病…
子宮壁に接着する絨毛の上皮が異常増殖してできる悪性新生物で、絨毛癌ともいいます。胞状奇胎の娩出後や流産後に発生しやすく、若年女性に多く見られます。非常に早い時期に肺やその他、子宮膣部・腎臓・肝臓・心臓・胃腸・脳・外陰部・歯ぐき・皮膚など全…
子宮壁に接着する絨毛の上皮が異常増殖してできる悪性新生物で、絨毛癌ともいいます。胞状奇胎の娩出後や流産後に発生しやすく、若年女性に多く見られます。非常に早い時期に肺やその他、子宮膣部・腎臓・肝臓・心臓・胃腸・脳・外陰部・歯ぐき・皮膚など全…
子宮頚部がヒトパピローマウィルス(HPV)に感染し、基底細胞が変化して異常増殖をおこします。軽度異形成・中等度異形成・高度異形成に分類され、いずれの段階でも症状はありません。しかし、高度異形成の次の段階は子宮頸部上皮内癌になる為、円錐切除術・…
子宮頚部がヒトパピローマウィルス(HPV)に感染し、基底細胞が変化して異常増殖をおこします。軽度異形成・中等度異形成・高度異形成に分類され、いずれの段階でも症状はありません。しかし、高度異形成の次の段階は子宮頸部上皮内癌になるため、円錐切除術…
子宮・卵管・卵巣、その周囲にある腹膜や結合組織に起こる感染症の総称です。原因菌として、以前は結核菌や淋菌が多く、近年では大腸菌類・クラミジア感染によるものが増加しています。急性の場合は、強度の腹痛・腰痛・悪寒戦慄を伴う発熱が主症状であり、…
液体が卵巣内にたまった貯留嚢胞と呼ばれるものと、腫瘍に分けらるます。貯留嚢胞は数カ月以内に自然に消えることが多いようです。一方、腫瘍は嚢胞性腫瘍と充実性腫瘍に分けられ、卵巣にできた良性の嚢胞性腫瘍を卵巣嚢腫と呼び、機能性嚢腫・単純性嚢腫・…
液体が卵巣内にたまった貯留嚢胞と呼ばれるものと、腫瘍に分けらるます。貯留嚢胞は数カ月以内に自然に消えることが多いようです。一方、腫瘍は嚢胞性腫瘍と充実性腫瘍に分けられ、卵巣にできた良性の嚢胞性腫瘍を卵巣嚢腫と呼び、機能性嚢腫・単純性嚢腫・…
子宮内膜に類似した細胞が、子宮以外の場所に発生し活動する病態です。下腹部の内部で、腹膜や臓器の表面(ダグラス窩、腸や直腸など)、卵巣の内部、子宮の筋肉層、に発生します。原因としては、卵管を経て逆流した月経血中にある子宮内膜細胞が腹腔内に到…
子宮内膜に類似した細胞が、子宮以外の場所に発生し活動する病態です。下腹部の内部で、腹膜や臓器の表面(ダグラス窩、腸や直腸など)、卵巣の内部、子宮の筋肉層、に発生します。原因としては、卵管を経て逆流した月経血中にある子宮内膜細胞が腹腔内に到…
卵巣をおおう皮膜が厚く硬い為に成長した卵子が排卵できなくり、出口を失った状態です。次々に成長し続ける卵子が卵巣にたまって、卵巣が大きく腫れてきます。卵胞が真珠のネックレスのように連なって見えることから『ネックレスサイン』と言われています。…
プロラクチンは乳腺を刺激して乳汁を分泌させる、脳下垂体から放出される刺激ホルモンです。このホルモンの分泌が異常に亢進して乳汁分泌・無排卵月経・不妊症などを起こすものを高プロラクチン血症といいます。流産後や人工妊娠中絶後、抗うつ剤や降圧剤、…
プロラクチンは乳腺を刺激して乳汁を分泌させる、脳下垂体から放出される刺激ホルモンです。このホルモンの分泌が異常に亢進して乳汁分泌・無排卵月経・不妊症などを起こすものを高プロラクチン血症といいます。流産後や人工妊娠中絶後、抗うつ剤や降圧剤、…
排卵から月経前のプロゲステロンが活発になる黄体期に出現し、卵胞期には消失する身体的・精神的不快な症状の総称であり、排卵のある女性には誰にでも起こり得ます。不眠、抑うつ、無気力、腹部腫脹、体重増加など症状は多彩であり、その他に浮腫、乳房痛、…
胎児の先進部(児頭)に金属製のカップを装着し、これに連結したゴム管を通じて50〜60センチメートル水銀柱の陰圧にして吸着させ、それを牽引して娩出の促進を図ることをいいます。分娩が進行した後に胎児の心拍の悪化、母体疲労などによる微弱陣痛、陣…
胎児の先進部(児頭)に金属製のカップを装着し、これに連結したゴム管を通じて50~60センチメートル水銀柱の陰圧にして吸着させ、それを牽引して胎児の娩出促進を図ることをいいます。分娩が進行した後に胎児の心拍の悪化、母体疲労などによる微弱陣痛…
分娩の際、腟および会陰部が限界まで伸びきった結果として生じる会陰部の裂傷をいいます。腟および会陰部の伸展性が不十分で、児頭が大きく、急激に出口を通過するために起こります。裂傷の危険がある場合は、裂傷が生じる前に会陰を切開し、重度の裂傷の発…
分娩の際、腟および会陰部が限界まで伸びきった結果として生じる会陰部の裂傷をいいます。腟および会陰部の伸展性が不十分で、児頭が大きく、急激に出口を通過するために起こります。裂傷の危険がある場合は、裂傷が生じる前に会陰を切開し、重度の裂傷の発…