生命保険のための医学知識

生命保険、医療保険の引受や支払に関係する医学知識を都度書いてます。

循環器

弁置換術(K555)

働きの悪くなった心臓の弁を切除し人口弁を挿入する手術です。人口弁には大きくわけて機械弁と生体弁がありそれぞれ長所短所があります。機械弁は耐久性に優れ一生涯の使用も可能です。一方で弁に血栓ができやすく血液を固まりにくくする薬を服用し続けなけ…

大動脈弁閉鎖不全症(ダイドウミャクベンヘイサフゼンショウ)

心臓の出口に位置する大動脈弁が正しく閉じずに、逆流をきたす疾患です。原因としてはリウマチ性・二尖弁・感染性心内膜炎などの弁の障害によるものと、弁輪拡張症・マルファン症候群・高安動脈炎・梅毒などの上行大動脈の疾患によるものとがあります。慢性…

大動脈弁閉鎖不全症(ダイドウミャクベンヘイサフゼンショウ)

心臓の出口に位置する大動脈弁が正しく閉じずに、逆流をきたす疾患です。原因としてはリウマチ性・二尖弁・感染性心内膜炎などの弁の障害によるものと、弁輪拡張症・マルファン症候群・高安動脈炎・梅毒などの上行大動脈の疾患によるものとがあります。慢性…

大動脈瘤(ダイドウミャクリュウ)

全身に血液を送る大血管の一部が瘤のように膨らんだ状態をいいます。動脈瘤は血管の老化現象である動脈硬化が原因です。特に動脈硬化を促進する原因(高血圧、糖尿病、高コレステロール血症)などの持病がある場合は動脈瘤発症の可能性が高くなります。多く…

大動脈瘤(ダイドウミャクリュウ)

全身に血液を送る大血管の一部が瘤のように膨らんだ状態をいいます。動脈瘤は血管の老化現象である動脈硬化が原因です。特に動脈硬化を促進する原因(高血圧、糖尿病、高コレステロール血症)などの持病がある場合は動脈瘤発症の可能性が高くなります。多く…

動脈硬化症(ドウミャクコウカ)

動脈が肥厚し硬化した状態を動脈硬化といい、これによって引き起こされる様々な病態をいいます。動脈硬化の種類にはアテローム性粥状動脈硬化・細動脈硬化・中膜硬化などのタイプがあります。アテローム動脈硬化症は、脂質異常症・糖尿病・高血圧・喫煙など…

動脈硬化症(ドウミャクコウカ)

動脈が肥厚し硬化した状態を動脈硬化といい、これによって引き起こされる様々な病態をいいます。動脈硬化の種類にはアテローム性粥状動脈硬化・細動脈硬化・中膜硬化などのタイプがあります。アテローム動脈硬化症は、脂質異常症・糖尿病・高血圧・喫煙など…

浮腫(フシュ)

顔や手足などの末端が体内の水分により痛みを伴わない形で腫れることをいいます。細胞間質液と血液の圧力バランスが崩れ、細胞組織に水分が溜まることにより引起されます。浮腫は心臓・腎臓・肝臓・甲状腺の異常、血管・リンパ系の循環障害、悪性腫瘍など様…

浮腫(フシュ)

顔や手足などの末端が体内の水分により痛みを伴わない形で腫れることをいいます。細胞間質液と血液の圧力バランスが崩れ、細胞組織に水分が溜まることにより引起されます。浮腫は心臓・腎臓・肝臓・甲状腺の異常、血管・リンパ系の循環障害、悪性腫瘍など様…

動静脈瘻(ドウジョウミャクロウ)

動脈と静脈との間にできた異常な連絡通路のことです。正常であれば、血液は動脈から毛細血管を通って静脈に流れますが、動静脈瘻があると血液は直接動脈から静脈へ流れ、毛細血管を迂回してしまいます。動静脈瘻には、出生時に形成されている先天性動静脈瘻…

動静脈瘻(ドウジョウミャクロウ)

動脈と静脈との間にできた異常な連絡通路のことです。正常であれば、血液は動脈から毛細血管を通って静脈に流れますが、動静脈瘻があると血液は直接動脈から静脈へ流れ、毛細血管を迂回してしまいます。動静脈瘻には、出生時に形成されている先天性動静脈瘻…

心房中隔欠損症(シンボウチュウカクケッソンショウ)

右心房と左心房の間の壁である心房中隔が、発生途中で完成しなかった疾患を言います。心房中隔に欠損があるため、肺から戻ってきた血液(動脈血)が左心房から右心房へ逆流します。初期症状は動作後の息切れや疲れやすさなどで、そのうちに心房細動などの不…

心房中隔欠損症(シンボウチュウカクケッソンショウ)

右心房と左心房の間の壁である心房中隔が、発生途中で完成しなかった疾患を言います。心房中隔に欠損があるため、肺から戻ってきた血液(動脈血)が左心房から右心房へ逆流します。初期症状は動作後の息切れや疲れやすさなどで、そのうちに心房細動などの不…

心筋炎(シンキンエン)

心筋に何らかの原因により炎症が起こり、心不全などを引き起こす病気です。炎症を起こす原因としては、ウイルス、細菌、真菌、寄生虫などによる感染、放射線、薬物、毒物などによる中毒性、膠原病などの全身疾患に合併するものなど様々ですが、最も多い原因…

心筋炎(シンキンエン)

心筋に何らかの原因により炎症が起こり、心不全などを引き起こす病気です。炎症を起こす原因としては、ウイルス、細菌、真菌、寄生虫などによる感染、放射線、薬物、毒物などによる中毒性、膠原病などの全身疾患に合併するものなど様々ですが、最も多い原因…

心筋症(シンキンショウ)

原因不明な心筋疾患を心筋症と呼びます。その形態や機能異常の特徴から、心筋が異常に厚くなる肥大型心筋症、収縮する力が弱くなり心臓の内腔が異常に大きくなる拡張型心筋症、心筋の内側の心内膜が厚くなり、心筋が拘束されたようになって広がりにくくなる…

心筋症(シンキンショウ)

原因不明な心筋疾患を心筋症と呼びます。その形態や機能異常の特徴から、心筋が異常に厚くなる肥大型心筋症、収縮する力が弱くなり心臓の内腔が異常に大きくなる拡張型心筋症、心筋の内側の心内膜が厚くなり、心筋が拘束されたようになって広がりにくくなる…

心房粗動(シンボウソドウ)

心房の興奮回数が1分間に240〜450回で、電気的興奮が主に右心房内を大きく旋回する頻拍をいいます。症状としては動悸、胸部の違和感、胸が躍るように感じる、胸の痛みなどがあります。ほとんどが器質的な心臓病が原因で起こるため、まず原因に対する…

心房粗動(シンボウソドウ)

心房の興奮回数が1分間に240~450回で、電気的興奮が主に右心房内を大きく旋回する頻拍をいいます。症状としては動悸、胸部の違和感、胸が躍るように感じる、胸の痛みなどがあります。ほとんどが器質的な心臓病が原因で起こるため、まず原因に対する…

冠不全(カンフゼン)

心筋が必要とする血液量を冠状動脈が十分に供給できないためにおこる諸病態の総称です。冠動脈の機能不全の最も多い原因は、冠動脈の動脈硬化でその内腔が狭くなり、血流がうまく流れず心筋に十分に酸素や栄養素が行き渡らない場合です。従って、冠不全が起…

冠状動脈硬化(カンジョウドウミャクコウカ)

心臓の冠状動脈にみられる動脈硬化症で、男性に多く拡張期血圧との関係が指摘されています。また50才以上の肥満との関係も深いといわれています。冠状動脈に動脈硬化が進行すると狭心症が起こります。また冠状動脈が閉塞すると、その動脈によって養われて…

心肥大(シンヒダイ)

心肥大には、心室壁が肥厚するものと、心室の内腔が肥大するものとがあり、左心室の肥大を左室肥大、右心室の肥大を右室肥大と呼びます。心室壁が肥厚する左室肥大の原因として、高血圧性心疾患・大動脈弁狭窄症・肥大型心筋症などが挙げられます。心臓肥大…

心肥大(シンヒダイ)

心肥大には、心室壁が肥厚するものと、心室の内腔が肥大するものとがあり、左心室の肥大を左室肥大、右心室の肥大を右室肥大と呼びます。心室壁が肥厚する左室肥大の原因として、高血圧性心疾患・大動脈弁狭窄症・肥大型心筋症などが挙げられます。心臓肥大…

不整脈(フセイミャク)

心臓の拍動の間隔が一定でないものをいいます。不整脈の種類には期外収縮と心房細動があります。また広義には、間隔は一定でありますが頻脈や徐脈も不整脈に含めます。最も多い原因としては心筋梗塞・狭心症・心不全などがあり、全く無症状のこともあります…

不整脈(フセイミャク)

心臓の拍動の間隔が一定でないものをいいます。不整脈の種類には期外収縮と心房細動があります。また広義には、間隔は一定でありますが頻脈や徐脈も不整脈に含めます。最も多い原因としては心筋梗塞・狭心症・心不全などがあり、全く無症状のこともあります…

高血圧(コウケツアツ)

収縮期血圧が140以上または拡張期血圧が90以上に保たれた状態をいいます。高血圧自体の自覚症状はほとんどありませんが、虚血性心疾患、脳卒中、腎不全などの発症リスクがあります。計測する時間帯は正常値でもその他の時間に高血圧になることを仮面高血圧い…

肺動脈弁狭窄症(ハイドウミャクベンキョウサクショウ)

右心室から肺動脈が出ており、その付け根の弁(肺動脈弁)が狭く右心室の圧が上がる疾患です。通常は何も症状はありませんが、右心室の圧が上がりすぎると障害が起こり治療が必要になります。中年以降では、疲労しやすいなどの症状が現れたり、放置すると運…

右胸心(ウキョウシン)

心臓が体の右側にある状態です。全部の内臓が左右逆になっている全内臓逆位、心臓だけが左右逆になっているものや、無脾(多脾)症候群に伴うもの、心臓が右側に極端に寄ってしまったものなどがあります。通常、右胸心のみでは症状はなく、合併する心奇形に…

エプスタイン奇形(エプスタインキケイ)

心臓の三尖弁のうち、後尖と中隔尖が心尖方向にずれて付着している奇形です。このため重症の三尖弁逆流が生じます。合併奇形として心房中隔欠損、心室中隔欠損、肺動脈狭窄あるいは閉鎖不全などがあります。症状は無症状のものから重篤なものまであり、治療…

エプスタイン奇形(エプスタインキケイ)

心臓の三尖弁のうち、後尖と中隔尖が心尖方向にずれて付着している奇形です。このため重症の三尖弁逆流が生じます。合併奇形として心房中隔欠損、心室中隔欠損、肺動脈狭窄あるいは閉鎖不全などがあります。症状は無症状のものから重篤なものまであり、治療…