生命保険のための医学知識

生命保険、医療保険の引受や支払に関係する医学知識を都度書いてます。

狭骨盤(キョウコツバン)

 分娩時に胎児が通過する骨産道が狭く、通常の大きさの胎児が通過できないものをいいます。分娩の3要素である産道、胎児、陣痛は互いに関連があり、骨産道が狭いと児頭の回旋がうまく行われなかったり、陣痛も強くなりすぎたり微弱になったりします。骨盤腔が全体的に小さく、出産の際に帝王切開となる場合が多くなっています。また一般に、身長の低い女性は骨盤腔も小さいといわれています。