生命保険のための医学知識

生命保険、医療保険の引受や支払に関係する医学知識を都度書いてます。

脊柱管狭窄症(セキチュウカンキョウサクショウ)

 先天的または後天的に脊柱管が狭くなって、脊髄や神経根が圧迫される病気です。後天性の場合は、加齢・外傷による椎骨の退行性の変化・軟部組織の肥厚が原因となり、腰椎の場合はすべり症・黄色靭帯の肥厚・石灰化なども原因となります。頸椎および腰椎に起こることが多く、頸椎の場合は頸椎症と同様の症状が現れ、腰椎の場合は両側または片側の下肢の痛み、感覚障害、筋力低下が主な症状です。間欠性跛行がしばしばみられ、進行すると排尿障害が出現します。