2010-08-03 急性妊娠性脂肪肝(キュウセイニンシンセイシボウカン) 産科 妊娠後期(平均37週ころ)に発生し、妊娠が終結しないと肝不全となる病態です。妊娠後半期に、嘔吐・頭痛・心窩部痛・全身倦怠感・黄疸・上腹部痛などの症状が出現します。悪化すると低血糖・播種性血管内凝固症候群・消化管出血なども出現し、肝不全へ移行します。肝不全がひどくなると、多臓器に障害が発生し死亡に至ります。治療の基本は妊娠の終結になります。