生命保険のための医学知識

生命保険、医療保険の引受や支払に関係する医学知識を都度書いてます。

血小板増多症(ケッショウバンゾウタショウ)

 慢性骨髄性白血病などと同じく、造血幹細胞が腫瘍化して発生する血液腫瘍疾患です。とくに、血小板のもとになる巨核球の腫瘍性増殖が特徴的で、結果として末梢血における血小板数が著しく増加(40万個/μL以上)します。末梢血中の血小板が増加により痛み・痺れ等の血栓症の症状、または血小板の機能に異常により紫斑や鼻血などの易出血症状が出ることもあり、他に頭痛・倦怠感・めまい・耳鳴・視覚異常などが見られます。