生命保険のための医学知識

生命保険、医療保険の引受や支払に関係する医学知識を都度書いてます。

川崎病(カワサキビョウ)

全身の中小動脈の炎症を起こす原因不明の病気で、何らかの感染症が引き金になって、血液中にサイトカインと呼ばれる化学物質が増え、いろいろな症状が起こると考えられています。主に4歳以下の乳幼児がかかり、初期は急性熱性疾患として全身の血管壁に炎症が起き、1~2週間で症状が治まりますが、炎症が強い時は脇や足の付け根の血管に瘤が出来る場合もあります。また、心臓に冠動脈瘤などの後遺症や、心筋梗塞などを起こすこともあります。