2012-08-11 アトピー性皮膚炎(アトピーセイヒフエン) 皮膚科 乾燥などの刺激に対する過敏さ(敏感肌)とアレルギー反応に関係するIgEをつくりやすい体質(アトピー素因)に、さまざまな環境要因がきっかけとなってかゆみのある皮膚炎が生じ、軽快と悪化を繰り返す慢性の病気です。アトピー性皮膚炎では、皮膚の表面をおおう角質層(セラミド)などの油分が少ないために乾燥肌になって防御壁のはたらきが低下し、日常生活でのさまざまな刺激(食物、ダニ、花粉)に過敏に反応して皮膚炎を起こしやすい。顔面罹患例の場合、アトピー性白内障や皮膚自己殴打による網膜剥離が起こることがあります。