生命保険のための医学知識

生命保険、医療保険の引受や支払に関係する医学知識を都度書いてます。

膣カンジタ症(チツカンジタショウ)

膣や外陰部に炎症を起こす膣炎または外陰膣炎の一種で、真菌類のカンジダ菌の感染によって起こります。主症状は、外陰部の強度のかゆみやただれで、悪化すると白いチーズ状のおりものが増加し膣内から膣口、小陰唇や大陰唇にまで拡がることもあります。原因として、抵抗力・免疫力の低下、抗生物質使用による体内の細菌叢の乱れ、肥満、糖尿病・妊娠・避妊薬によるホルモンバランスの乱れなどがあります。治療には膣錠やクリームが用いられます。外陰部を清潔に保つこと、膣内の細菌バランスを整えるなどが必要となります。免疫力低下により再発しやすく、細菌バランスの乱れによっては慢性になる場合もあります。