生命保険のための医学知識

生命保険、医療保険の引受や支払に関係する医学知識を都度書いてます。

尋常性白斑(ジンジョウセイハクハン)

後天的に全身の皮膚の色素の一部が脱色する病気です。限局型・汎発型・神経分節型の3種類があり、限局型は身体の一部に白斑が認められるもの、汎発型は全身のあちこちに白斑が認められるもの、神経分節型はある神経の通り道に沿って白斑が認められるもの、に分類されます。発症の時期は幼少期から成人までさまざまです。メラニン色素を形成する細胞を攻撃する自己免疫疾患の一種であると考えられており、怪我・火傷・日焼け等の皮膚刺激により発症することもあります。その他、ストレスが白斑を拡大させる一つの原因になると考えられています。治療として、一般的にステロイドの外用剤の塗布や、紫外線照射療法などが行われます。