生命保険のための医学知識

生命保険、医療保険の引受や支払に関係する医学知識を都度書いてます。

2011-12-01から1ヶ月間の記事一覧

アテローム(アテローム)

皮膚のなかに生じた角質が充満した袋をいい、袋自体が角質をつくる細胞でできているため、徐々に内容である角質が増えていきます。毛穴の奥にある毛包が炎症などを起こす為や、外傷により皮膚の表面の細胞が内部に押しやられ、そこに定着した為に発生します…

気管支炎(キカンシエン)

気管支炎とは、気管支に炎症を起こした状態のことをいいます。急性と慢性のものがあり、急性は炎症全般を指し、慢性になると咳や痰が2年以上続いていて、年に3ヶ月以上継続する物を言います。ただし、気管支喘息や肺結核などの、肺や心疾患もあるものは除き…

膿皮症(ノウヒショウ)

化膿菌であるブドウ球菌や連鎖球菌が外部から皮膚に侵入し、化膿性変化をおこす皮膚疾患です。種類としては、毛嚢炎(毛包炎)、せつ、よう、汗腺炎、伝染性膿痂疹、丹毒などがあります。思春期以降の男性の肛門周囲または臀部の皮下膿瘍として発生し、うみ…

大腸憩室炎(ダイチョウケイシツエン)

憩室とは大腸の壁の弱いところにできる袋のことをいい、そこで炎症や、穿孔が起こった状態のことをいいます。多くはS状結腸や左側結腸にできますが、大腸のあらゆる部位にできることもあります。主症状としては、腹痛、下痢、仙痛、排便習慣の変化などがあり…

アニサキス症(アニキサスショウ)

動物の寄生虫がヒトの体内で成熟できず、幼虫のままあちこち移行して起こす病気を総称して幼虫移行症といい、アニサキス症も含まれます。アニサキスは回虫の仲間で、幼虫はイカ類やサバ、アジ、イワシなどの内臓表面や筋肉内に寄生しています。ヒトはこれら…