生命保険のための医学知識

生命保険、医療保険の引受や支払に関係する医学知識を都度書いてます。

眼科

ベーチェット病(ベーチェットビョウ)

ベーチェット病(Behcet’s disease)とは、口腔粘膜のアフタ性潰瘍、外陰部潰瘍、皮膚症状、眼症状の4つの症状を主症状とする慢性再発性の全身性炎症性疾患です。原因不明で、再発・寛解を繰り返し、目、口、皮膚、外陰部の他、中枢・末梢神経、消化管、関節…

円錐角膜(エンスイカクマク)

中央部の角膜が薄くなり、角膜が前方へ円錐状に突出していく非炎症性変性疾患です。不正乱視がおこり、視力が低下します。原因不明ですが、遺伝やアトピー、眼を擦ること、コンタクト装用などが関係すると考えられています。ハードコンタクトレンズによる矯…

テルソン症候群

テルソン症候群とは、脳の動脈瘤が破裂して起きるクモ膜下出血の後遺症として発症する硝子体出血のことをいいます。急激な脳圧亢進が眼球にも影響して強い硝子体出血や網膜前出血を起こします。クモ膜下出血の後遺症には水頭症もあります。

網膜静脈閉塞症(モウマクジョウミャクヘイソクショウ)

網膜静脈閉塞症とは、網膜の静脈が詰まって、網膜に出血する病気です。初期は網膜への出血で、半年から1年すると新生血管が生じて再出血を起こし、硝子体出血を起こすことがあります。硝子体出血を起こすと、全体が見えなくなり、視力回復が困難になります…

イールズ病(イールズビョウ)

網膜剥離や大出血を起こして失明することがあります。

網膜動脈閉塞症(モウマクドウミャクヘイソクショウ)

網膜の動脈の血流が途絶え、急に見えなくなる疾患です。高齢者、特に動脈硬化や心臓病、糖尿病などがある人に多く見られます。網膜に酸素を供給している網膜動脈の血流が途絶えると組織の細胞が酸欠を起こして壊死に至り、視野欠損がおこります。

遠視(エンシ)

眼に入ってきた光は角膜・水晶体を通過して網膜に到達しますが、遠視では眼の奥行きの長さ(眼軸)が短いことが多いため、網膜よりも後ろにピントが合う状態になります。眼精疲労、頭痛・眼痛、集中力に欠ける、といった症状が出て、特に小児の場合は内斜視…

豹紋状眼底(ヒョウモンジョウガンテイ)

豹紋状眼底は眼底の色素が少ない状態です。近視が進むと眼球が引き伸ばされ、薄くなった網膜の下の血管が見えてきます。眼底検査でそれが豹柄のように見える状態です。強度近視には注意が必要です。

豹紋状眼底

豹紋状眼底は眼底の色素が少ない状態です。近視が進むと眼球が引き伸ばされ、薄くなった網膜の下の血管が見えてきます。眼底検査でそれが豹柄のように見える状態です。強度近視には注意が必要です。ASSUMEへ知識労働者日記へ

硝子体吸引術(K278)

眼球の硝子体が出血・混濁または増殖性組織により網膜まで光が届きにくくなった時に硝子体を透明にすることを目的に行われる手術です。硝子体吸引器具を眼球に差込み、濁りや出血を吸収した後に特殊な液体やガスを注入します。適応 増殖性網膜症・硝子体出血…

硝子体吸引術(K278)

眼球の硝子体が出血・混濁または増殖性組織により網膜まで光が届きにくくなった時に硝子体を透明にすることを目的に行われる手術です。硝子体吸引器具を眼球に差込み、濁りや出血を吸収した後に特殊な液体やガスを注入します。この手術の適応疾患は、増殖性…

動眼神経麻痺(ドウガンシンケイマヒ)

脳神経の一つである動眼神経が障害を受けて起こる疾患で、脳動脈瘤や脳腫瘍、糖尿病、高血圧が原因として挙げられます。動眼神経には運動神経成分と副交感神経成分があり、運動神経が損傷を受けると眼瞼下垂、斜視、復視、副交感神経が損傷を受けると瞳孔拡…

動眼神経麻痺(ドウガンシンケイマヒ)

脳神経の一つである動眼神経が障害を受けて起こる疾患で、脳動脈瘤や脳腫瘍、糖尿病、高血圧が原因として挙げられます。動眼神経には運動神経成分と副交感神経成分があり、運動神経が損傷を受けると眼瞼下垂、斜視、復視、副交感神経が損傷を受けると瞳孔拡…

翼状片(ヨクジョウヘン)

眼の強膜(白目)表面を覆っている結膜組織が過剰に増殖し、角膜(黒目)に覆いかぶさってくる病気です。原因は不明ですが、南方や海辺など紫外線の強い地域に住む人や漁師などに多く見られることから、紫外線刺激が誘因と考えられています。50歳代以上の中…

翼状片(ヨクジョウヘン)

眼の強膜(白目)表面を覆っている結膜組織が過剰に増殖し、角膜(黒目)に覆いかぶさってくる病気です。原因は不明ですが、南方や海辺など紫外線の強い地域に住む人や漁師などに多く見られることから、紫外線刺激が誘因と考えられています。50歳代以上の中…

視神経萎縮(シシンケイイシュク)

視神経萎縮とは、視神経が消失または機能喪失した状態で、眼底写真で視神経乳頭が白く変色して見えます。視力低下や視野の異常を主な症状とし、視神経の外傷や炎症、変性、虚血、圧迫などさまざまな原因があります。原因疾患としては、緑内障、ぶどう膜炎、…

視神経萎縮(シシンケイイシュク)

視神経萎縮とは、視神経が消失または機能喪失した状態で、眼底写真で視神経乳頭が白く変色して見えます。視力低下や視野の異常を主な症状とし、視神経の外傷や炎症、変性、虚血、圧迫などさまざまな原因があります。原因疾患としては、緑内障、ぶどう膜炎、…

視神経乳頭部陥没大

視神経乳頭の陥没が大きくなる原因は、以下の2つです。 生まれつき視神経乳頭が大きい。 緑内障によって視神経線維が減っている。 一般に視神経乳頭の大きさを1とすると陥凹は0.2〜0.3くらいです。上記の1は生理的陥凹とよばれ問題ありません。2は緑内障…

視神経乳頭部陥凹

視神経乳頭の陥凹が大きくなる原因は、以下の2つです。 生まれつき視神経乳頭が大きい。 緑内障によって視神経線維が減っている。 一般に視神経乳頭の大きさを1とすると陥凹は0.2~0.3くらいです。上記の1は生理的陥凹とよばれ問題ありません。2は緑内障の…

レーシック手術(LASIK)(レーシックシュジュツ)

レーザーを用いた屈折矯正手術である。角膜の形状に変化を加えて焦点が網膜で結像するように屈折率を調整して視力回復をする方法。以下のものがある。 スーパーイントラレーシック ラゼック エピレーシック フェイキック IOL イントラ角膜リング 参考サイ…

レーシック手術(LASIK)(レーシックシュジュツ)

レーザーを用いた屈折矯正手術である。角膜の形状に変化を加えて焦点が網膜で結像するように屈折率を調整して視力回復をする方法。以下のものがある。 スーパーイントラレーシック ラゼック エピレーシック フェイキック IOL イントラ角膜リング 参考サイ…

霰粒腫(サンリュウシュ)

眼瞼にあるマイボーム腺の出口がつまって慢性的な炎症が起きる結果、肉芽腫という塊ができる病気です。麦粒腫と異なり細菌感染を伴わない無菌性の炎症です。症状は眼瞼の腫れや異物感で痛みも赤みもなく、眼瞼にコロコロとした腫瘤を触れます。腫瘤が小さけ…

霰粒腫(サンリュウシュ)

眼瞼にあるマイボーム腺の出口がつまって慢性的な炎症が起きる結果、肉芽腫という塊ができる病気です。麦粒腫と異なり細菌感染を伴わない無菌性の炎症です。症状は眼瞼の腫れや異物感で痛みも赤みもなく、眼瞼にコロコロとした腫瘤を触れます。腫瘤が小さけ…

近視手術(キンシシュジュツ)

レーザーを用いた屈折矯正手術で、角膜の形状に変化を加えて焦点が網膜で結像するように屈折率を調整して視力回復をする方法です。 → 詳細はレーシック を参照して下さい。

近視手術(キンシシュジュツ)

レーザーを用いた屈折矯正手術で、角膜の形状に変化を加えて焦点が網膜で結像するように屈折率を調整して視力回復をする方法です。 レーシックともいいます。

視神経炎(シシンケイエン)

視神経のまわりを取り囲む髄鞘の炎症によりそれが障害され、視神経機能に障害が起きる病気で、球後視神経炎とも呼ばれます。片眼性に進行する視力低下を特徴とし、眼球の奥に痛みを伴うことが多いとされています。多発性硬化症の初発症状として発症したり、…

視神経炎(シシンケイエン)

視神経のまわりを取り囲む髄鞘の炎症によりそれが障害され、視神経機能に障害が起きる病気で、球後視神経炎とも呼ばれます。片眼性に進行する視力低下を特徴とし、眼球の奥に痛みを伴うことが多いとされています。多発性硬化症の初発症状として発症したり、…

硝子体出血(ショウシタイシュッケツ)

眼球のいろいろな部位からの出血が、硝子体腔のなかにたまった状態をといいます。硝子体は本来、血管のない透明な組織ですが、光が出血によってさえぎられて網膜にうまく届かなくなるので、飛蚊症・霧視・視力低下などを起こします。原因として最も多いのは…

硝子体出血(ショウシタイシュッケツ)

眼球のいろいろな部位からの出血が、硝子体腔のなかにたまった状態をといいます。硝子体は本来、血管のない透明な組織ですが、光が出血によってさえぎられて網膜にうまく届かなくなるので、飛蚊症・霧視・視力低下などを起こします。原因として最も多いのは…

黄斑変性症(オウハンヘンセイショウ)

眼の網膜の中心部にあり、視覚細胞が集中している黄斑部が老化とともに変性する病気です。原因不明の疾患で、急激な視力低下や失明の原因となります。初期には見たい部分が歪んで見えますが、進行すると中心暗点が起こり視力が低下します。→ 詳細は加齢黄斑…