2010-01-24 肝臓がん(カンゾウガン) 消化器 腫瘍 原発性肝がんと転移性肝がんに大別されます。原発性肝がんは、肝細胞がんが約90%、胆管細胞がんが約5%を占め、残りには肝細胞芽腫、肝細胞・胆管細胞混合がん、未分化がん、胆管嚢胞腺がん、カルチノイド腫瘍などが含まれます。主要な発生要因は肝炎ウイルスの持続感染です。肝細胞で長期にわたって炎症と再生がくり返されるうちに、遺伝子の突然変異が積み重なり、肝がんへの進展にいたると考えられています。肝がんに特有の症状は少なく、肝炎・肝硬変などによる肝臓の障害としての症状が主なものとなります。