生命保険のための医学知識

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胸腔内異所性子宮内膜症(キョウクウナイイショセイシキュウナイマクショウ)

子宮内膜が異所性(胸腔内)に増殖した状態で、本来の子宮内膜(月経)の周期に合わせて、出血を繰り返します。発症のピークは30~40歳であり、骨盤内子宮内膜症の発症のピークより数年遅れるとされています。発症の形態は、月経随伴性気胸が最も多く(73%)、ついで血胸(14%)、月経随伴性喀血(7%)、肺野結節影(6%)とされ、90%以上は右側に発症します。