生命保険のための医学知識

生命保険、医療保険の引受や支払に関係する医学知識を都度書いてます。

2009-04-01から1ヶ月間の記事一覧

僧帽弁閉鎖不全症(ボウソウベンヘイサフゼンショウ)

心臓の左心室の入り口に位置する弁が正しく閉じることができず、逆流をきたすようになる疾患です。軽度の場合は心臓超音波検査での機能の低下、疲れやすい、動悸・息切れがするといった自覚症状があり、重度では肺のうっ血、水腫が認められます。心臓への過…

大腿骨頭壊死症(ダイタイコツエシショウ)

脚のつけ根にある股関節の中の大腿骨頭の骨組織が壊死に陥り、関節面が陥没したり変形したりする病気です。なんらかの理由で大腿骨頭の血流が低下し、骨組織が死んで脆くなります。続発性大腿骨頭壊死症と特発性大腿骨頭壊死症に大きく分けられます。 大腿骨…

大腿骨頭壊死症(ダイタイコツエシショウ)

脚のつけ根にある股関節の中の大腿骨頭の骨組織が壊死に陥り、関節面が陥没したり変形したりする病気です。なんらかの理由で大腿骨頭の血流が低下し、骨組織が死んで脆くなります。続発性大腿骨頭壊死症と特発性大腿骨頭壊死症に大きく分けられます。 大腿骨…

家族性大腸ポリポージス(カゾクセイダイチョウポリポージス)

家族性大腸ポリポージス(familial adenomatous polyposis; FAP)とは、大腸全体に米粒大~小豆大のポリープが通常、100個以上びまん性に発生します。組織は腺腫であり、放置すれば高率に癌化します。常染色体性優性遺伝により子孫に遺伝し、小腸・十二指腸…

家族性大腸ポリポージス(familial adenomatous polyposis; FAP)(カゾクセイダイチョウポリポージス)

大腸全体に米粒大〜小豆大のポリープが通常、100個以上びまん性に発生します。組織は腺腫であり、放置すれば高率に癌化します。常染色体性優性遺伝により子孫に遺伝し、小腸・十二指腸、胃にもポリープが高率に合併します。血便、下痢、腹痛などの消化器症状…

ダウン症候群(ダウンショウコウグン)

21番染色体が3本あることにより、精神発達の遅れ、特異な顔貌、多発奇形を示す症候群です。つり上がった眼、幅広く扁平な鼻、内眼角贅皮(目頭をおおうひだ状の皮膚)などからなる特有の顔をしています。半数に心臓の異常がみられ、その他、腸の奇形や白…

手足口病(テアシクチビョウ)

小児期によくみられる急性熱性発疹症のひとつで、口腔内、手のひら、足底に多発する小水疱が現れる病気です。原因は主に腸管ウイルスであるエンテロウイルスあるいはコクサッキーウイルスの感染によって発症します。小水疱の周囲には紅斑を伴うことがあり、…

塵肺症(pneumoconiosis)(ジンパイショウ)

遊離珪酸、石綿、アルミニウム、石炭などの粉塵を、長期間吸入することによって肺の線維組織が異常に増殖して、肺が縮み酸素の交換が充分に出来なくなるになる病気の総称です。症状は、呼吸困難、痰、咳などで、結核、肺炎、慢性気管支炎、胸膜炎、呼吸不全…

急性硬膜下血腫(キュウセイコウマクカケッシュ)

脳組織の挫滅(脳挫傷)による出血が原因で、頭蓋骨の内側で脳を包んでいる硬膜と、脳の間に出血がたまって血腫になったものをいいます。血腫による圧迫と脳挫傷のため、頭蓋骨の内側の圧が高まり、激しい頭痛、嘔吐、意識障害などが起こります。さらに、血…

慢性硬膜下血腫(マンセイコウマクカケッシュ)

脳実質を包む硬膜、くも膜、軟膜の内側に血液が貯留し増大していく疾患です。アルコール多飲者に多くみられ、軽度の頭部外傷の1〜2カ月後に起こることが多く、外傷がない場合には肝障害や抗凝固薬の使用による凝固能の低下がある人に起こりやすいといわれ…